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2020年5月掲載

エクササイズでみんなを笑顔に

己抄呼〜Misako〜さん/健康アーティスト

己抄呼〜Misako〜さん/健康アーティスト
1975年、夙川学院高校で水泳部に所属しインターハイに3年連続出場。卒業後、ダイエーレジャーランドで水泳コーチなど。甲状腺腫瘍で甲状腺を摘出し、同病特有の不定愁訴症状改善のための運動を開発。2008年、健康体操研究家として活動開始。09年、「KaQiLa〜カキラ〜メソッド」(登録商標)の姿勢改善「姿育体操」「介護予防認知症予防かきら」「パワーストレングスCe-rr-lus」考案。
http://www.kaqila.com

高校時代は水泳選手だった私は、水泳のコーチから始まり、日本にエアロビクスが到来したと同時にエアロビクス、そして、アクアエクササイズなどフィットネス指導者として活動していました。ただそんな指導をしながらも、「元気な人、動ける人、今健康な人だけを相手にした健康指導だけで本当の健康指導っていえるのだろうか」との気持ちがずっと心のどこかにありました。

そんな中、私の人生観を大きく変える出来事が!38歳の時、悪性の甲状腺腫瘍が見つかったのです。8時間にわたる大手術。あんなに元気だった私が動くこともままならなくなり、また甲状腺を手術したことで、マイクなしでもたくさんの生徒さんを引っ張っていた自慢の大きな声も半年以上出せなくなりました。そのことで「健康でない状態」や「健康だけど、からだのどこかがうまく動かせなかったり、痛みやつらさに悩む状態」がどれだけつらく大変かということを身をもって知ったのです。

その日から私は、「からだの痛みやつらさに悩む人たちを楽にしてあげられるような、そんな指導者になりたい!」と毎日思い続けるようになりました。それをきっかけに運動が苦手な人や高齢の人たちなど、誰もが楽しみながらできて、効果があるような体操指導に取り組み始めました。

その集大成として、私が約10年前に考案・発表したのが10種類のプログラムを持つ「KaQiLa(カキラ)メソッド」です。

Ka(カ)=関節のカ
 Qi(キ)=機能改善のキ
 La(ラ)=楽になる!のラ

3つの頭文字と私の思いから名付けた、この「カ・キ・ラ」は、「ろっ骨エクササイズ」の別名の通り、当時、誰も着目していなかった「ろっ骨」を500種類以上の『型』(KaQiLa独特の動き)を駆使することで意図的に動かし、通常の体操や整体では動かしにくい関節を動かし、結果、頑固な肩こりや腰痛、神経痛等、からだの痛みやつらさを改善し楽にすることを目指してつくりあげたメソッドです。誰でも簡単にできて、また驚くような即効性から、今や1年間の延べ受講者が50万人を超える健康プログラムとなっています。

また「あなたの笑顔が一番ステキ!」との思いから、『己抄呼〜Misako〜の笑う体操!』という講演活動も行っています。会場の全員で簡単な動きをしながら、みんなで一緒に笑う時間を共有しています。既に累計700回10万人以上の方々とご一緒してきましたが、この笑う体操で生まれるみなさまの笑顔は、私たち(人間)にとって一番大切で尊く、幸せの源泉なんだ!と心から感じています。

現在は、健康指導者の育成にも力を入れ、1人でも多くの人が笑顔になっていただけることを目標にたくさんの仲間たちと頑張っています。

  • スタジオでのレッスン風景

    スタジオでのレッスン風景

  • イベントで多くの参加者とともにKaQiLaメソッドの体操を行う

    イベントで多くの参加者とともにKaQiLaメソッドの体操を行う

  • 『己抄呼〜Misako〜の笑う体操!』の様子

    『己抄呼〜Misako〜の笑う体操!』の様子

(無断転載禁ず)

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