連載コーナー
本音のエッセイ

2014年3月掲載

「あなたから私へ」

山川 恵里佳さん/タレント

山川 恵里佳さん/タレント
1982年生まれ、岩手県出身。98年芸能界デビュー。バラエティー番組やドラマ、舞台など多岐にわたり活躍。2007年に芸人のおさると結婚。13年、第2子を出産。現在tvk『ありがとッ!』火曜日レギュラー出演中。オフィシャルブログ『晴れ、時々ブログ』
http://ameblo.jp/erika-yamakawa/

私には「子ども」が3人います。4歳(長女)と1歳(長男)と、そして大きな子ども45歳のお笑い芸人「おさる」です。今回は息子が生まれてきてからの、おさる家の成長劇についてお話させていただこうと思います。

長男が生まれたころ、娘は3歳になりました。急なライバル出現に精神的に弱くなっていた娘は、朝1人で静かに泣いていたり、弟へのライバル心からかパパやママへの独占欲が強くなったりもしました。私たち夫婦にとっても初めての経験でした。

家族みんながフルパワーで走っている時期に、娘の「幼稚園入園」という新しいことに飛び込む時期が重なりました。幼稚園への送り迎え、お弁当作り、幼稚園の行事など、さぞかし楽しい毎日なんだろう!と思っていたのですが…。楽しみだけでなく1日が終わるころには、もうぐったりでした。お弁当も作りたかったし、送迎もしたかった!早起きは健康になりそうで良いじゃない!!そう言い聞かせて必死な毎日。座る時間もなかったくらい大忙しな毎日でした。

そのころ、娘も必死に頑張っていました。入園するまで、親から片時も離れたことがなかった娘。幼稚園へ行くと、ものすごい勢いで泣くのです。「嫌だ~パパとママと帰る~」そう言って私たちから離れません。門を出て帰ろうと歩いていると、幼稚園の外まで娘の泣き声が聞こえてきます。何度「もういいよ、一緒に帰ろう」と迎えに行こうと思ったことでしょうか。

3月生まれの娘は幼稚園でも一番小さく、年少さんで幼稚園に入れるのは早かったのでは?と悩んだこともありました。「娘は今、頑張り時!1つの通過点なんだ!!」そう思えてからはプラス思考で娘のことを見守れるようになりました。気が付けば幼稚園に行くのが楽しいと言い、友達もでき、前向きなことを言うことが増えてきました。それと同時に、幼稚園で人との接し方を学んでいるのでしょう。息子にも優しい言葉をかけてみたり、お姉ちゃんらしいことを言ったりするようになっていたのです。

きっと幼稚園で泣いていたときにかけてもらった、周りの人からの励ましの言葉、それをそのまま弟に言っているのだと思います。私たち親も、幼稚園の生活に慣れてきて楽しめるようになってきました。 

娘のおかげで、ちょっぴり成長したように思います!「子どもを育てている」というより、「子どもに育てられている」という言葉がピッタリなのかもしれません(笑)。

子どもは初めてなことが多く、壁にぶつかり、乗り越え成長していきます。私たちも、親として人として共に学ぶことに気付かされるものです。

これからも大変なことがあるでしょう。でも初心に帰り一つ一つ乗り越え、最後には笑える、そんなすてきな家族でいられたらと思います。

みんな最初は子どもだったのですから。

最後まで読んでくださりありがとうございました!これからもおさる家をよろしくお願いいたします!!

(無断転載禁ず)

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