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素敵なマンションライフのために

編集部からのご回答


滞納者がいても月次決算報告書の管理費収入が満額になっているのはなぜ?

私のマンションには恒常的な滞納者がいますが、報告される月次決算報告書には管理費収入が満額になっています。管理費収入が減るのが当然ですが、それはなぜですか。

管理組合会計は、発生主義・複式簿記で行われています。発生主義とは、お金を受取る権利、お金を支払う義務が発生した場合、帳簿に計上する方式です。複式簿記とは、原因と結果を分析し、2面的に記録・計算することにより財産の増減と損益を把握する方式です。
  管理組合は、管理規約に基づき、毎月管理費を受取る権利があり、発生主義により、それを計上します。これを複式簿記の方法により、原因として、各区分所有者から管理費を受取る権利を全額管理費収入として計上します。次に、結果を考えると、まだ管理組合は区分所有者から管理費を受取っていませんので、同額を未収金として管理費収入とは別に計上します。その後、管理組合通帳へ管理費が入金した都度、入金額に相当する未収金を減らしていきます。管理費収入は、管理組合が管理費を受取る権利ですから、滞納があっても常に入金すべき全額が帳簿に記されているのです。

2003年1月掲載

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