私の住んでいるマンションには、管理費の滞納者が多いのですが、管理会社に責任があるのではないでしょうか。
管理費の滞納は、管理組合の資金不足を招き、マンションの資産価値の低下にもつながりかねない大きな問題です。また、滞納管理費の消滅時効は5年であることから、長期滞納者に対しては時効を中断するための対応をしなければなりません。
管理費の滞納は、あくまでも組合員個々の事情によるものであり、管理会社に直接の責任はありません。管理会社が果たすべき責任は、管理委託契約に基づく「督促」を行うことです。
管理会社の行う督促の内容(督促方法、督促期間、免責事項など)は、管理委託契約に定められており、管理会社は督促業務の履行の範囲で責任を負います。
マンションの資産価値の低下を防ぐためにも、滞納者に対して適切に督促を行うことは、管理会社の大きな責務と言えます。管理費の滞納が増えている管理組合では管理会社の督促業務が不十分である場合がありますので、督促状況を管理会社に問い合わせするとよいでしょう。
2018年2月掲載
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