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大規模修繕工事

覚えておきたい修繕基礎用語

用語 説明
RC造 Reinforced concrete
鉄筋コンクリート構造の略称。内部に鉄筋を入れることでコンクリート建物の強度が増す。
足場 建物を建設したり補修したりする時、その外周を囲うように、かつ地面から最上部まで設置し、建物全ての部分の工事を可能にする仮設設備のこと。改修においては総工事費に占める割合が仕上工事費の次に多くなっている。
アプローチ マンションにおいては一般の道路からマンション全体の入り口、各住棟に入る道路のことを指す。その道路を含んだスペース全体を指すこともある。
アルカリ骨材反応 コンクリートの中の骨材に含まれるカリウムなどがコンクリートのアルカリと反応し膨張してひび割れなどをもたらすこと。ひび割れは壁では不規則に、柱ではほぼ平行にできる。
囲障(いしょう)  フェンスや柵、いけがきなどのことで、境界を作るために設けるもの。
インターロッキングブロック コンクリート製のブロックで歩道などに用いる。透水性のものもある。
ウォータハンマー現象 水が流れている状態で急に蛇口やバルブを閉めると、管内に急激な水圧がかかり、管が振動して大きな音を出す現象のこと。
浮き モルタルやタイルなど塗り重ねした部分や張り合わせた部分に空間ができ、はがれやすくなること。外壁ではほおっておくと落下の危険性がある。
打ち継ぎ コンクリートの打ち終わった面に、時間をおいてまたコンクリートを打つときに生じるつなぎ目のこと。
打放しコンクリート コンクリートを打ったまま仕上を塗らないそのままの状態のこと。最近はデザイン上の観点から打放しコンクリートの建物が増えているが、壁面が直接雨水や強風、日光にさらされるため質の高いコンクリートを用いる必要がある。
エキスパンションジョイント 建物どうしや設備の配管どうしをつなぐつなぎ目のこと。地震の揺れや建物の膨張、収縮を吸収するために設ける。
SRC造 Steel framed Reinforced concreteの略語。鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。鉄骨を内部の構造部材に用いているためRC造りに比べて地震などに強い。このため高層建築物などに使用されている。
S造 Steel
鉄骨造の略語。軽量で靭性に優れている反面、耐火や遮音性能は劣る。
エポキシ樹脂 錆止め、接着剤としてよく用いられる。一たんくっつくとなかなかはがれないため市販の瞬間接着剤の中にもエポキシ樹脂が用いられている。
エルボ 配管の曲がっている部分を指す。
塩害 海に近い地域に建つマンションでは海水中の塩分が飛散し、壁面コンクリートに付着、ひび割れから内部に入り込み鉄筋を腐食させる。金物の腐食も早くなる。
押さえ工法 主に屋上防水において、防水層の上にコンクリートなどをのせ保護する工法。押さえ工法でなく、防水層がむき出しになっていると劣化しやすい。
階高(かいだか) 一つの床からその上の階の床面までの高さ。
笠木 塀などの頂部に設置し、その頂部を保護する部材のこと。
かぶり コンクリートの表面から内部の鉄筋表面までの距離のこと。
切妻(きりつま) 一戸建て住宅に見られるようにへの字型になった屋根のこと。
く体(くたい) 設備や仕上げ材などを取りはらったコンクリート建造物の構造体こと。
クラック ひび割れ。コンクリート建物は太陽光や風雨にさらされ、膨張と収縮を繰り返すが、もとに戻らなくなった時、ひび割れが発生する。
蹴上げ(けあげ) 階段部において踏みづら(各段の床面)と垂直をなす面、あるいはその高さのこと。
けれん 古いペンキや鉄錆を削り落とす作業のこと。
高圧洗浄 水をノズルから高い圧力で吹き出させ、コンクリート面にこびりついた汚れを落とす方法。
コーキング/シーリング 雨漏りを防いだり機密性を高めるために、建具回りや目地に充填する材料のこと。
戸境間仕切り/隔板 ベランダなどで隣戸との境を設けるために用いられている仕切り。
骨材 コンクリートに混ぜる砂や砕石などのこと。
シーラー 下地の補強やシミ止めなどの目的で用いられる下地処理剤のこと。
下地 外壁等をタイルや塗装などで仕上げる前のく体やボード等のこと。
仕様書 工事における施工の工程や材料、用いる分量などを示した設計図。
スラブ厚 コンクリート等の床の厚さ。
スリーブ クーラーなどを設置する際に躯体に必要な配管用の穴のため、プラスチック等の筒を埋め込むが、この筒を指す。
耐力壁 地震力などに対して有効となる壁のこと。単に間仕切りのための壁と違い、建物の中で重要な役割を果たす。
ダクト 換気や空調などのために空気を送る管のこと。これらが納まっている空間をダクトスペースという。
打診 金づちやハンマーなどで壁をたたいてタイルなどがく体にしっかり付着しているか否かを調べる方法。浮きがあるとやや軽い音が出る。
中性化 コンクリートはアルカリ性だが、空気中の炭酸ガスなどに触れることによって中性化していく。コンクリートが中性化することで中の鉄筋が錆び始める。
継手 配管同士を接続させるために用いる管材。ジャバラ状になった伸縮継手は膨張や地震の揺れなどに耐えられる構造になっている。
立ち上がり部 水平面から垂直方向に上がっている部分。
妻側 ベランダや廊下がある面に直角な面の総称。
天井高 床の仕上げ面から天井の仕上げ面までの高さ。
トップコート 防水材などの表面の保護を目的に用いられる仕上げ材。
トップライト 天窓。天井や屋根に設けた窓。
塗膜 塗料を塗ることでできる被膜。
ドレイン 水抜きのための管や溝。
のり面 地面が傾斜しているところ。
剥離(はくり) コンクリートとその上にあるタイルなど密着すべき部分がはがれてしまうこと。 
爆裂 鉄筋コンクリートの中にある鉄筋が錆び、コンクリートが剥落している状態のこと。
柱型 壁から突出した柱のこと
白華(はっか) エフロレッセンスともいう。コンクリート壁面などに見られる白い固まり。白華現象はとても目立つ。
はつる コンクリートの層を削ること。
巾木(はばき) 壁と床をつなぐ個所に横に設けた板。人の足や物などがあたり損傷することから壁を保護する。
パラペット 屋上回りにつくられる腰の低い壁。防水層の立上がり最上部を保護する。
PC工法 プレキャストコンクリート工法の略称。事前に工場で壁や柱などを量産し、それらを施工現場に運んで外壁や柱として組み立てる。施工時間が短くてすむ。
平場(ひらば) 屋根の平面のこと。
ピロティ 一階部分で柱のみによって支えられた空間を指す。駐車場などに利用されていることが多いが、地震には弱いとされ、耐震壁を作る改修工事などが一部で行なわれている。
吹き付け 塗料をスプレーガンで霧状にして外壁などに塗ること。作業時間が早いが飛び散ることがある。
プライマ― 接着力を高める目的で下地に塗る塗料。
ヘアークラック 髪の毛のように細いひび割れのこと。
防水材 屋上の防水層に用いられる素材の代表的なものにはアスファルト防水、シート防水、塗膜防水がある。改修で重ね塗りをする場合は、既存の防水層と同じ材料を用いるのが一般的。
水切り 庇やバルコニーの天井など突端部分に雨水がかかってそのまま壁面や天井につたって流れ、汚れるのを防ぐために先端部分につけた溝や金物のこと。
目地 タイルやボードをはり合わせた時に生じるつぎ目。
モルタル 水にセメントや砂を混ぜた材料。
養生 施工時、汚れや傷から周辺を守るために網やシートなどを張り巡らすこと。
ラーメン構造 RC造の構造の一つ。柱や梁を中心にして回りを壁で覆ったもの。
リシン 仕上げ材の名称でざらざらとした質感を持つもの。
ルーフドレイン 屋上排水口に設けられた排水金物。雨水と一緒に流れてくる落葉やゴミなどの異物の浸入を防ぐ。
陸屋根 平らな屋根のこと。

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