マンションの損害保険には、どのようなものがありますか?
マンションの損害保険には火災保険、地震保険、施設賠償責任保険、個人賠償責任保険などの種類があります。これらに加入することで、災害や事故などでマンションの共用部分に被害が発生した場合にかかる修繕費用の調達がしやすくなります。
火災保険では、火災や落雷などによる損害が補償されます。
地震保険は、火災保険に付帯して加入するもので、単独では加入できません。火災保険では地震による火災は補償されないため、注意が必要です。
施設賠償責任保険では、共用部分の建物や設備が原因で居住者や通行人などに損害を与え、賠償責任が生じた場合に補償されます。具体例としては、外壁のタイルが剥落して、通行人や車両に当たる、共用の水道管からの水漏れで専有部分が水浸しになった場合などが挙げられます。
個人賠償責任保険では、住戸の使用において個人に賠償責任が生じた場合に補償されます。具体例としては、風呂の水道を流したままにして漏水させる、ベランダから物を落としたため被害が発生した場合などが挙げられます。
現在は、多くの損害保険会社からマンション管理組合向けの損害保険が発売されているので、それぞれのマンションの必要性に応じた内容の保険を選択することが重要になります。
2012年8月掲載
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