マンションを購入しようと思っています。しかし、子どもがまだ小さいため、なるべく音が漏れないマンションを探しています。どのように調べれば良いでしょうか?
マンションに住んでいると、上下層階、両隣の生活音が気になることがあります。特に質問のように小さいお子さんがいる場合は、購入の前に設計図書で遮音性能をチェックしておいたほうが良いでしょう。
マンションにおける遮音性能は、大きく2つの種類に分類されます。
(1)壁の遮音性能
壁の遮音性能は「D値」で表わされます。この値が大きいほど遮音性能が高くなり、一般にD値が50以上であれば、日常生活で気にならないレベルだといわれています。
(2)床の遮音性能
上階からの音はさらに軽量衝撃音、重量衝撃音の2つに分けられます。
軽量衝撃音とは、床にスプーンのような軽いものを落としたときに生じる音のことで、床にカーペットを敷くことで防ぐことができます。重量衝撃音は、子どもが飛び跳ねるようなドスンドスンという音のことで、床の工法や仕上げ材によって変わります。
床の遮音性能は「L値」で表わされます。L値は先ほどのD値とは異なり、数値が小さいほど遮音性能が高くなります。一般に50以下であれば大丈夫だといわれています。
質問のように小さいお子さんがいる場合は、先ほど挙げた数値よりも遮音性能が良いマンションを購入されたほうが良いかもしれません。
2011年1月掲載
Wendyは分譲マンションを対象としたフリーペーパー(無料紙)です。
定期発送をお申込みいただくと、1年間、ご自宅のポストに毎月無料でお届けします。
月刊ウェンディに関すること、マンション管理に関するお問い合わせはこちらから