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私の体験

2026年6月掲載

原宿から始まった私のロリータ人生~「かわいい」を発信し続けて広がるつながり~

青木 美沙子/外務省「カワイイ大使」・ロリータモデル

青木 美沙子/外務省「カワイイ大使」・ロリータモデル
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ロリータとの出会い

私がロリータファッションと出会ったのは高校生の頃です。東京・原宿でストリートスナップを撮られ、『KERA』というロリータ系雑誌に掲載されたことがきっかけでした。その後、『KERA』の読者モデルになり、企画で初めてロリータ服を着用しました。まるで絵本の中に入り込んだような、ときめきで胸がいっぱいになったのを今でも覚えています。

フリルやレース、リボンに包まれたスタイルは、大人になってもお姫様になりたいという気持ちをかなえてくれ、「これが好き」と直感的に感じました。当時は周囲の目もあり、着ることに勇気が必要でしたが、それ以上に「好き」という気持ちが勝り、少しずつ日常に取り入れていきました。ロリータは私にとって、ただのファッションではなく、自分らしさを表現できる大切な存在になっていきました。

ロリータの魅力と広がり

ロリータファッションの魅力は、「いくつになっても好きなものを好きでいていい」と思わせてくれるところにあります。かわいいお洋服を着ることで気持ちが明るくなり、自分に自信を持てるようになる。そんな前向きな変化を、私は何度も感じてきました。

また、ロリータは世界中に広がっており、海外でのイベントや交流を通じて、言葉や文化が違っても「かわいい」という共通の気持ちでつながれることを実感しています。

ロリータを通して出会った人や経験は、私の人生をとても豊かにしてくれました。最近は、多様性を受け入れてくれる世の中になり、40代でも「年相応のファッションをしなきゃいけない」というレッテルが少しずつ減り、年齢関係なく楽しめるようになりました。

活動を通して見えたもの

モデルとして長く活動を続けていく中で、「好き」を貫くことの大切さを強く感じています。ロリータは、特別なファッションと思われがちでしたが、今では年齢やライフスタイルに関係なく楽しむ方が増えてきました。私自身も年齢を重ねる中で、「いつまで着られるのか」と悩んだ時期もありましたが、今は「好きだから着る」というシンプルな気持ちを大切にしています。その姿を見て、「自分も好きなものを大切にしたい」と思っていただけることが、何よりうれしいです。

2009年には外務省の「ポップカルチャー発信使(通称「カワイイ大使」)」に任命され、ロリータが文化として認められたことを実感しました。ロリータは見た目だけでなく、生き方そのものを肯定してくれるファッションだと思います。

これからの展望

これからもロリータファッションの魅力を、国内外に向けて発信し続けていきたいと思っています。「かわいい」を大切にすることは、自分自身を大切にすることにもつながると感じています。年齢や常識にとらわれず、自分の好きなものを楽しむ生き方を、これからも体現していきたいです。そして、日本発のロリータ文化が、より自由で多様な形で広がっていくことを願っています。ロリータは私の人生そのものであり、これからもずっと大切にしていきます。

  • 大好きなロリータファッションに囲まれて

    大好きなロリータファッションに囲まれて

  • ピンクの「甘ロリ」ファッション。フリルやレース、リボンがふんだんに使われたデザイン。頭にボンネットをかぶったロリータの最上級スタイル

    ピンクの「甘ロリ」ファッション。フリルやレース、リボンがふんだんに使われたデザイン。頭にボンネットをかぶったロリータの最上級スタイル

  • フランス・パリで開催されたファッションイベントにて。日本の着物を取り入れたロリータファッション

    フランス・パリで開催されたファッションイベントにて。日本の着物を取り入れたロリータファッション

  • クラシカルロリータなどもあり種類は豊富

    クラシカルロリータなどもあり種類は豊富

  • 中国でのイベントの様子

    中国でのイベントの様子

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