おうち時間が増え、キッチンをリフォームしたいという人も多いのではないでしょうか。より快適なキッチンにするためにはレイアウトの見直しが重要です。キッチンのレイアウトについて紹介します。
従来、多く採用されてきたのが、一つの部屋のように壁に囲まれたクローズドキッチンです。調理に集中しやすい、調理の匂いや煙が他の部屋に広がりにくいなどがメリットとして挙げられます。デメリットは他の部屋の様子が分からない、配膳に時間がかかるなどです。
これらのデメリットを解消したのが、壁を取り払い、リビングやダイニングと一体となったオープンキッチンです。開放感があり、調理をしながら家族と会話を楽しむことができ、近年多く採用されています。調理の匂いや煙が広がりやすい、調理の音でリビングのテレビの音などが聞こえにくいなどのデメリットはあります。
オープンキッチンでは、リビングなどに体を向けてシンクや調理台を設置する対面キッチンが人気です。調理しながらリビングを見渡せ、配膳もスムーズです。調理台が壁に一部接しているペニンシュラ(半島)タイプや、壁に一切接していないアイランドタイプがあります。アイランドタイプはどの方向からも出入りできます。対面キッチンは周囲から丸見えになるため、調理中の手元を見られたくないという人には向いていません。
建物の構造上、希望する場所にシンクやコンロを設置できない可能性があります。床下の排水管の位置や排水勾配の確保(勾配が不足すると排水不良や詰まりの原因となります)、レンジフードの排気ダクト経路に制限があるためです。
また外壁躯体や床スラブなどは共用部分であるため、リフォームを行う際は事前に必ず管理会社へ確認してください。
ペニンシュラタイプの対面キッチン
2021年7月掲載
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