ユニットバスのリフォームについて紹介します。一般的にユニットバスの耐用年数は15〜20年とされていますが、メンテナンスなどで劣化の状況は異なります。ユニットバスのリフォームには、ユニットバス全てを交換するケースと、部分的にリフォームをするケースがあります。どちらを選択するかは、使用年数や劣化状況などによりますが、長期的な視野を持って検討するのが良いでしょう。
ユニットバスを交換する場合は、既存のユニットバスを解体し、水道・電気工事を行い、新しいユニットバスの部品を組み立てます。古くなった浴槽や床、壁などを一新でき、オプションで最新の機能を追加することもできます。
メーカーごとに規格が定まっており、浴室に合う規格であるならば無駄なスペースが生まれません。メーカーによっては25ミリメートル刻みでオーダーメイドすることも可能です。
部分的なリフォームは、浴槽の交換や床のシート張り、天井や壁の張り替えなどです。部分的に行うため、費用を抑えることができます。
浴槽交換の際は、FRP、アクリル人造大理石、ホーロー、ステンレスなどさまざまな素材の浴槽があるため、素材の特徴を踏まえた上で選ぶと良いでしょう。
床はエンボス加工が施された表面がザラザラとしたFRPの床が一般的ですが、表面が摩耗した場合は、表面を研磨して新たな仕上げ材を圧着することも可能です。
壁はコーティングのはがれのみであれば、バスパネルやバスフィルムを貼り付けて修繕ができます。しかし、結合部が劣化し、パネルと浴室の内壁との間に水が侵入した場合は大がかりな工事になることがあります。侵入した水がユニットバスを支える金属を腐食させ、パネルの浮きやサビの原因となります。そうなった場合はパネルを外し、下地補修などを行う必要があります。
また後付けで新たな機能を追加することも可能です。冬場に問題となる「ヒートショック」対策として浴室暖房乾燥機が人気です。
ユニットバスのリフォームを行う際には管理組合の許可が必要となります。
2020年11月掲載
Wendyは分譲マンションを対象としたフリーペーパー(無料紙)です。
定期発送をお申込みいただくと、1年間、ご自宅のポストに毎月無料でお届けします。
月刊ウェンディに関すること、マンション管理に関するお問い合わせはこちらから