マンションは戸建てと異なり、大型の台風が直撃しない限りは特別な対策を取る必要はありませんが、飛来物で窓ガラスが割れるのではないかと不安な方もいるかと思います。
そもそもマンションには雨戸がありません。建物が高く強風の影響を受けやすいため、強風で雨戸が飛ばされる危険性があるからです。マンションの多くは、雨戸がなくても問題がないように強化ガラスなどが使われています。
しかし昨今想定外の規模の災害が多いことから何らかの対策をしたいという方には、室内に設置できる雨戸があります。室内雨戸は枠にルーバーと呼ばれる羽がついており、その羽の角度を調節して使用します。台風対策以外に、日差しの調整や、外からの視線を遮断することができます。防犯面を考慮し二重ロックがついたタイプなどもあります。スペースによっては設置できないことがあるので、事前に専門業者への相談をお勧めします。
その他にホームセンターなどで販売されている飛散防止フィルムは、見た目も目立たないうえに、台風に限らず、窓ガラスが割れた場合にも安心です。窓ガラスにもともと飛散防止機能が備わっている場合もありますので、事前に窓ガラスの種類を確認しましょう。
これらの対策はマンションによって管理組合の許可が必要となるケースがあります。事前に管理会社に確認をしましょう。
台風で窓ガラスが割れる原因のほとんどは飛来物です。飛来物の多くがベランダなど室外に置いてあるものです。日頃からベランダ内を片付け、台風前には室内へ取り込んでおくことが重要です。あわせて、排水口や雨どいがつまらないよう、ゴミや落ち葉などを取り除き、掃除もしておきましょう。
2020年10月掲載
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