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マンションの外壁塗装

マンションの外壁には、意匠上さまざまな仕上げが施されています。

代表的な仕上げを挙げると、「タイル張」「吹付タイル」「石調吹付」「コンクリート打ち放し」などがあります。「コンクリート打ち放し」もコンクリートを保護するために撥水剤の塗装などが施されています。

「タイル張」の場合は、浮きやはがれ、または亀裂が生じた場合に張り替えなどの補修を行うことになります。「吹付タイル」の塗装の場合、紫外線により塗膜内の可塑剤(樹脂を柔らかく柔軟性を持たせるための素材)が劣化して、塗装の表面の柔軟性が失われてもろくなってしまいます。こすると、白い粉が手に付く状態になります。いわゆるチョーキングと呼ばれる状態です。

大規模修繕工事の前に、外壁塗膜の付着強度を調査するのは、この塗膜の劣化が表面だけなのか、塗膜の深部まで達しているのかを知るためです。塗膜の付着強度が健全であれば、塗膜表面の劣化部分を高圧洗浄で洗い流し、仕上げ塗装により適した表面処理を行った後に、仕上げ塗装を行います。

外壁塗膜の寿命は文献により諸説ありますが、10年から20年とされています。ちなみに鉄部の塗装は環境にもよりますが、3年から6年といわれています。

長年放置して塗膜の劣化が深部に及んで、付着強度が失われてしまった場合には、古い塗膜を全て撤去しないと新たに塗装することができないので、修繕費が高くつきます。付着強度が十分でない古い塗膜の上に新たに塗装を掛けると、新しい塗膜が古い塗膜を引き寄せて、古い塗膜と下地(コンクリートなど)の付着面が剥離してしまいます。

通常、12年から15年くらいで大規模修繕工事が行われていることは、外壁塗装の経済的な修繕を行う上で、理にかなった修繕周期だといえるでしょう。

2014年9月掲載

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