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窓・壁・床・屋根
畳の活用

生活スタイルの変化に伴って、椅子での生活の場が多くなり、マンションの床の仕上げから畳が消えつつあります。

生活スタイルによっては、小さなスペースであっても畳がしっくりなじむ場合もあるでしょう。幼い子どもが床におもちゃをまき散らかして遊ぶ光景はよく目にします。そんな場所の床の仕上げ材には、柔らかくて、適度な強度があり、ハウスダストを発散しないものが理想的です。

柔らかさでいうと、カーペットがいいのでしょうが、ほこりやダニなどのすみかになりやすく、アレルギーや喘息の原因になる場合もあります。フローリングの床はダニなどのすみかになることは少ないのですが、固くて冷たく、物をぶつけると下階に音が響いてクレームになることもあります。

昔ながらの畳だと柔らかく適度な強度もありいいのですが、こまめに掃除機をかけないとカーペットと同様にハウスダストの溜まり場になってしまいます。

最近では、従来のイ草の畳表の代用品として、塩ビシートでできたものがあります。厚さ3ミリ程度で、フローリングの上に直接敷いて使うこともできます。15ミリ程度の畳に加工して利用することもできます。塩ビの場合は畳の目が突き抜けていないので、中がダニのすみかになることもありません。飲み物をこぼしても染み込むことはありません。もちろん、普通の畳のような厚さに加工することもできます。

900ミリ角で4枚程度並べておくと、2畳のスペースができます。季節の模様替えで出し入れすることも可能です。

2015年5月掲載

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