マンションは専有部と共用部で管理する者が異なります。共用部は管理組合で管理や修繕を行いますが、専有部は区分所有者が管理や修繕をすることになります。そこで重要なのは、専有部と共用部の境界はどこかを知っておくことです。
一般的には、宅内の内部の仕上げは専有部で、LDK、寝室、トイレ、洗面の間仕切りも専有部ですが、隣戸、上下階との境界のコンクリート壁、床、天井や外部のサッシは共用部となっています。
基本的に共用部に対して区分所有者が変更を加えることや、傷を付けることは禁止されています。専有部のリフォームを計画する場合、その計画が共用部を傷付けることなく施工できることを確かめておく必要があります。各マンションの管理規約や細則などで定めがある場合や、前例によって工法に制約を受ける場合もあり、管理組合に詳細を示して、許可をもらっておく必要があります。
2012年12月掲載
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