廊下やバルコニーの経年劣化で代表的なものは、上階床のひび割れから浸入した雨水などが天井からしみ出て、白く汚れたり白いつららのようなものが垂れ下がる現象です。
改修の方法としては、床を塗膜防水や長尺シート仕上げにするのが一般的です。床の塗膜防水の施工は工程ごとに乾燥時間または硬化時間が必要なので、工期も長く必要で、その間ほこりや雨を防ぐ養生も必要になります。それと比較すると、長尺シート仕上げは、工場製品のシートを接着材で張るため、施工直後の歩行も可能です。特に廊下は、工事中でも住民の生活のため、終日通行止めにすることができないので、短時間で施工が完了できる長尺シート仕上げは有効な工法だといえます。
廊下は足場がなくても改修ができますが、バルコニーの場合は足場がないと、資材の搬入や工事のため、職人さんが宅内を通行することになるので、外壁と同時に改修工事を行うのが得策です。
廊下を長尺シートで改修直後の写真
2012年9月掲載
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