最近のトイレ機器は目を見張るほど進化をしています。数多くの技術が開発され、衛生的であることはもちろん、快適性や経済性にも優れたものがたくさんあります。
便器の汚れ防止対策では、陶器の表面を滑らかにする加工を施したり、汚れのつきにくい有機ガラス系新素材を使用したり、泡と水流でしっかりと洗い落とす機能が付いていたりと、さまざまな取り組みがされています。その他、渦巻き状の水流を発生させて、少ない水でも汚れを落としやすくする工夫が施された製品が開発されています。
さらに、トイレの室内の臭い対策としては、銀イオンやプラズマクラスターイオンを発生させて、細菌の繁殖を抑制し、臭いを軽減させる機能が付いたものもあります。
また掃除のしやすさにも配慮されています。汚れがたまりやすいフチをなくした便器や、便座が真上にしっかり上がることで、掃除できなかった隙間の汚れが奥までラクに拭き取れるタイプなどがあります。
また、経済性では使用後に流す水の使用量を、従来の1回約13リットルから約5リットルにと大幅に抑えた節水機能を各メーカーが打ち出しています。
あわせて、トイレ室内の床・壁のリフォームもお考えの方は、トイレ用床パネル・壁パネルもあります。汚れがしみこまない壁紙機能などが付いています。トイレ機器は長期間、しかも毎日必ず使用する、とても身近な設備機器です。自分の目で見て、触れて、納得がいくまで、じっくりと検討しましょう。
2017年11月掲載
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