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室内の湿度調整

気温が下がり、暖房が必要になる季節になってきました。この時期は窓ガラスの結露がどうしても気になってきます。カーテンがぬれたり、露がたまって床がぬれたりと、いやな思いをされた経験は誰にでもあると思います。

室内空気の湿度は、通常50〜60%に保つのが良いとされています。実際には空気1㎥中の水分が11g以下になるとインフルエンザの流行が始まるといわれています。これは絶対湿度なので、人の感覚では感じにくい数字です。同じ1㎥中の水分が11gでも、室温によって体感湿度は違ってきます。ちなみに表にあるように、30℃の空気に溶け込める水分は30gです。10℃の空気だと溶け込める水分は10gと少なくなり、水分がそれ以上になると水滴になってしまいます。これが結露の正体で壁や窓をぬらしています。

最近は暖房器具としてエアコンがよく使用されます。エアコンは加湿しないで室温だけを上げるので、相対的に湿度が下がってしまいます。そうすると空気が乾燥して、のどが痛くなったり、肌が乾燥したりします。

電機メーカーも健康志向のなか、いろいろな機能の付いた加湿器を売り出していますが、要は湿度を50〜60%に保つためのものです。人が生活している時間は加湿した状態で良いのですが、就寝後や外出で室温が下がった場合、飽和水分量以上の水分は結露として水滴になってしまいます。

そんな場合に機能を発揮する建材が珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)です。珪藻土や漆喰は湿度調整の機能があり、ある程度、湿気を吸収したり放出したりしてくれます。また消臭機能もあります。マンションの多くは壁をビニールクロスで仕上げてありますが、表面処理をすればそのクロスの上に珪藻土や漆喰を直接塗ることもできます。厚みは2ミリ程度なので部屋が狭くなることもありません。

珪藻土や漆喰の湿度調整機能にも限界があるので、窓ガラスを断熱効果の高いペアガラスに替えるなど、室温を下げない工夫と併用すれば、より効果的です。

2013年12月掲載

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