フローリングの床のメンテナンスは樹脂ワックスが一般的です。しかし1年程度で塗り替えなくてはならず、またきれいに塗り替えるには技術が必要です。そのため、最近はメンテナンスが簡単で、保護能力に優れたコーティング剤を床に施工するフロアコーティングが人気です。
フロアコーティングには、耐用年数順に、UVコーティング(20〜30年)、ガラスコーティング(20年前後)、シリコンコーティング(10〜15年)、ウレタンコーティング(5〜10年)の4種類があります。
「UV(紫外線照射)コーティング」は、UV照射機で光を当てることで皮膜を瞬時に硬化させます。摩耗、水分など生活上のダメージに強いです。高い光沢がある出来上がりのため好みが分かれます。4種類の中で耐久性が最も高く、施工費も割高です。
「ガラスコーティング」は高い硬度で傷に強く、輝きは控えめで光沢を自然に抑えたい方に向いています。4種類で最も塗膜厚が薄いです。
「シリコンコーティング」は光沢の強さを調整することができます。大きな特徴の一つに滑りにくいことが挙げられます。子どもやペットのいる家庭におすすめです。
「ウレタンコーティング」は、ほかの種類より耐久性や硬度についてはやや低めですが、比較的安い金額で施工できるため人気があります。ただし乾燥に時間を要するため、入居時など時間に余裕がある場合は問題ありませんが、生活しながらのリフォームにはあまり向いていません。
お好みのフロアコーティングで、いつまでも美しい床にしてみてはいかがでしょうか。
2019年4月掲載
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