■管理規約の確認を
床のリフォームは、室内の印象を大きく変えることができます。しかしマンションでは、使用できる床材などが管理規約で定められていることが多く、事前の確認が必要です。またリフォームを行うには管理組合への申請などが必要です。
■遮音性能と床材選び
マンションでは、階下への騒音対策として一定以上の遮音性能を持つ床材が求められています。遮音等級は L-40やL-45のように「L値」で表示され、数字が小さいほど遮音性が高くなります。
床材には、木質系の「フローリング」や、塩化ビニル系の「クッションフロア」などがあります。
クッションフロアは安価で手入れがしやすく、マンションでよく使用されています。また遮音性能を備えた種類もあります。
フローリングには、天然木を使用した「無垢フローリング」と、合板などを基材とした「複合フローリング」があります。無垢フローリングは天然木の風合いが魅力ですが、単体では遮音性能を確保することができません。一方、複合フローリングには、表面に天然木を使用し、遮音材を組み込んだものがあり、木の質感と遮音性能を両立することができます。
■床構造と工法
床の構造によって選べる床材も変わります。コンクリートに直接床材を施工する「直床(直張り)」では遮音性能の高い床材が必要です。
コンクリートと床の間に空間を設ける「二重床」は、空間に吸音材や制振マットなどを組み合わせることで必要な遮音性能を確保します。そのため、床材の選択肢が広がる場合があります。
工法には、古い床を撤去して施工する「張り替え」と、既存の床の上から施工する「重ね張り」があります。張り替えは下地を確認し問題があれば補修ができますが、費用が高く工期も長くなります。一方、重ね張りは工期や費用を抑えることができますが、床の高さが変わることで段差が生じる場合があります。
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マンションの床のリフォームでは、管理規約や床構造を確認した上で、適切な床材や工法を選ぶことが重要です。事前に管理会社へ相談し、リフォーム会社と計画的に進めると安心です。

2026年6月掲載
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