高齢者向けのトイレのリフォームでは、「安全性」「使いやすさ」「清潔さ」が重要なポイントです。これらを踏まえ、高齢者に配慮したトイレのリフォームの内容を紹介します。
◆手すりの設置
L字型やI字型の手すりを設置することによって、立ち座りの動作をサポートし、転倒のリスクを軽減できます。
手すりの太さや材質などによって握りやすさが異なるため、あらかじめ確かめておくことが大切です。
◆段差の解消
床の段差を解消することで、つまずきによる転倒を防ぎ、安全でスムーズな移動が可能です。
◆抗菌機能を備えた素材を使用
床や壁は抗菌機能を備えた素材を選びましょう。掃除が楽になり、清潔な空間を維持しやすくなります。
◆便器の取り替え
高さを調整できるものや昇降機能付きの便座は、足腰への負担を軽減します。自動開閉機能があれば、ふたの開け閉めの際にかがむ必要がなく、動作がスムーズになります。
便座のリモコンは操作ボタンが大きく、音声案内機能付きのものに変更することで、使いやすくなります。
衛生面にも配慮した便器が増えており、汚れにくく、掃除の負担を軽減するものが登場しています。自動洗浄機能が備わっているものが便利です。水を自動で流すことができ、レバーやボタンに触れる必要がないので衛生的で、レバーに手を伸ばす動作が不要になることで安全性も高まります。
トイレは専有部分ですが、リフォームを行うには管理組合の承認が必要です。事前に必ず管理会社に確認しましょう。
2025年9月掲載
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