花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーで悩まれている方は多いと思います。部屋の壁紙を「抗アレルゲンの壁紙」に変更することでできるアレルギー対策を紹介します。検討してみてはいかがでしょうか。
アレルゲンはアレルギーの原因となる物質で、スギ・ヒノキなどの花粉や、ダニの死骸・フンなどのハウスダストに含まれています。花粉やダニは室内に浮遊し、床に落ちているため、人の歩行やドアの開閉などで生じた空気の流れで壁紙の表面に付着します。壁紙に付着した花粉などは空気の流れで再び室内に拡散します。特にフローリングはカーペットに比べて舞い上がりやすいです。
「抗アレルゲンの壁紙」は壁紙の表面に抗アレルゲン剤が加工されたものです。花粉などが付着すると、壁紙の表面にある水分によってアレルゲンが染み込むかたちで、壁紙の中へ入り込みます。一度、壁紙に取り込まれたアレルゲンは再び室内に拡散することはありません。アレルゲンを約60%~約80%低減することができますが、全てのアレルゲンを吸着できるものではないため、こまめな清掃を心掛けましょう。
花粉などが侵入しやすい玄関や長時間過ごす寝室などに採用すると効果的です。室内環境や壁紙の種類によって異なりますが、効果は10年程度は持続するといわれています。
標準管理規約によると室内の壁紙は専有部分に当たるため個人でのリフォームが可能ですが、事前に管理会社や管理規約を確認してから行いましょう。
「抗アレルゲン」の壁紙のイメージ
2024年2月掲載
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