マンションは気密性に優れ、暖かいといわれていますが、部屋の位置などによっては寒く過ごしにくい場合もあります。断熱性や保温性を高めるリフォームを行い、快適な生活を送りましょう。
断熱性を上げるリフォームで多いのが窓の断熱工事です。
窓は標準管理規約で共用部分のため、個人で自由に交換をすることができません。そこでおすすめなのが、既存の窓の内側にもう一つの窓(内窓)を設置する方法です。二つの窓を設けることで気密性が高まり、中間層の空気が熱の出入りを抑えます。設置工事は比較的短時間で済み、防音にも効果的です。専有部分のリフォームですが、事前に管理組合の承認が必要です。
また床の表面の材質を変えるだけでも暖かくなります。保温性があり、触れた時に冷たくない床材にはカーペット、畳、コルクなどがあります。現在の床材を他のものに変えるには大がかりな工事が必要ですが、フローリングの上にシート状の床材を置く方法であれば手軽にできます。
おすすめは、1枚数十センチ角のタイルカーペットです。必要な枚数を床の上に敷くだけで、簡単に施工できます。色のバリエーションも豊富で、色を組み合わせて、自分好みにアレンジすることも可能です。同じような製品として、置き畳やコルクマットなどもあります。
既存の床の上に重ねることで保温性を高める効果だけではなく、高いクッション性や防音効果も得ることができます。ただし、シート状の床材は、既に床暖房を設置している部屋では使用できない場合もあるため注意してください。
タイルカーペットで室内を暖かく
2024年1月掲載
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