マンションのキッチンにある換気設備で多いのはレンジフードです。レンジフードとはファンとフード(カバー)が一体化したものです。
ファンはプロペラファンやシロッコファンなどの種類があります。
プロペラファンは壁に設置し、直接屋外に排気するため、戸建住宅向きです。マンションは、天井にあるダクトを通して排気するシロッコファンが主流です。
シロッコファンは羽根が筒状に配置されており、回し車に似た形状です。プロペラファンに比べると風量はやや少ないですが、静圧(空気を送り出す力)が高く、中高層のマンションなど風の強い場所に適しています。
壁から離れた位置にレンジフードを設置することができるため、人気のアイランドキッチンにも対応できます。
フードは形状によって種類があります。フードが深く匂いや煙を集めやすいブーツ型、凸凹が少なくシンプルな形状で掃除がしやすいスリム型、上下に薄く浅い形状で、天井が低いキッチンなどに適しているフラット型などがあります。
シロッコファンはいずれの型にも対応できますが、プロペラファンはブーツ型のみにしか対応していません。
昨今のレンジフードには自動洗浄機能、コンロ連動機能、タイマー機能など便利な機能が備わっています。耐用年数は10年程度といわれ、キッチン周りのリフォームと併せて、レンジフードの交換も検討してみてはいかがでしょうか。
レンジフード(スリム型)
フードの種類
2023年11月掲載
Wendyは分譲マンションを対象としたフリーペーパー(無料紙)です。
定期発送をお申込みいただくと、1年間、ご自宅のポストに毎月無料でお届けします。
月刊ウェンディに関すること、マンション管理に関するお問い合わせはこちらから