和室を洋室にリフォームする際に、収納スペースの「押入れ」を「クローゼット」に変更することも可能です。併せて押入れのリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。
押入れとクローゼットでは想定している収納物が異なります。押入れは布団や日用品などを収納するスペースで、奥行きは75〜80センチ程度が一般的です。クローゼットは主に衣類を収納するスペースで、奥行きは45〜60センチ程度が一般的です。
「洋服をハンガーにかけて収納したい」「押入れだと開口部が狭くて使いにくい」などという場合はクローゼットにリフォームすることがおすすめです。
クローゼットへのリフォームでは、襖を扉へ変更、押入れ内部の棚の撤去、ハンガーパイプの設置などを行います。
簡易なクローゼットであれば、押入れの内部にある中棚を撤去し一つの大きな空間とし、上部にハンガーパイプを設置するという方法があります。襖のままですがクローゼットとして使えます。工事は半日程度で、費用を抑えることも可能です。
クローゼットには一般的なもの以外に、「オープンクローゼット」「ウオークインクローゼット」などの種類があります。
「オープンクローゼット」は、扉がなく部屋と一体となったクローゼットです。襖を撤去し、内部に塗装をし、上部にハンガーパイプを設置し、場合によっては棚の設置も行います。収納スペースではなく、机を置くスペースとして活用することもできます。
「ウオークインクローゼット」は、人が入れるサイズのクローゼットのことです。もとの押入れよりスペースを広げる必要があり、大掛かりな工事が必要です。
専有部分のリフォームには管理組合への届出等が必要です。事前に管理会社へ相談しましょう。
押入れをクローゼットにリフォーム
2023年10月掲載
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