リビングの一角に小上がりを設けるリフォームが人気です。小上がりは、居室の中に設けられた床と高さが異なる空間のことです。くつろぐ、家事をするなど多目的に使うことができ、段差部分を収納スペースとして利用できるため便利です。畳を張って和室にすることが多いですが、フローリングを張ることも可能です。
小上がりを設けることで、連続した空間の中に高低差ができ、奥行きを演出することができます。段差部分の収納スペースの開閉方法には、引き出し式、跳ね上げ式があります。収納するものや使用頻度などを考慮しましょう。
小上がりの段差部分に腰を掛けてくつろぐこともでき、来客があったときに座るスペースとしても活用できます。また小上がりには床のホコリやチリの侵入が少ないなどメリットがあります。
段差の高さは、収納スペースや立ち座りを考慮して、30センチ〜40センチ程度が最適とされています。
一方、小上がりの段差は小さな子どもや高齢の方にとって危険な場合があり、家族の年齢や健康状態に配慮が必要です。
小上がりは、既製品のユニットタイプのものを組み合わせて作ることが可能ですが、ちょうど良い大きさがない、部屋のイメージに合うものがない場合はリフォーム会社などにお願いしましょう。希望に沿ったものをオーダーメードで作ってもらうことができます。
リフォームを行う場合は事前に管理組合への申請が必要な場合があります。まずは管理会社へ相談してください。
ユニットタイプの小上がり
部屋のイメージに合わせて作った小上がり
2023年8月掲載
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