壁紙(クロス)のリフォームで、壁紙を張り替える以外に、壁紙の上から塗料を塗るという方法があります。昨今のDIYの人気や、専用の水性塗料などが多く販売されていることもあり、自分で壁紙を塗ってみたいという方がいますが、メリット・デメリットをしっかりと確認した上で判断することをおすすめします。
【メリット】
・壁紙を剥がす必要がなく、ごみが出ない
・費用が安い
・塗料が豊富で、好みの色にすることができる
・自由にデザインすることができる
・汚れが付いても部分的な補修ができる
【デメリット】
・壁紙そのものの劣化は防げない
・水分を含み壁紙が膨れ、剥がれることがある
・工事期間が長い(塗料の乾燥に時間がかかる)
・塗料の臭いが気になる
最近は初心者でも上手に塗ることができる塗料が開発されていますが、塗料の種類や塗り方によっては下地(壁紙を張っているボード)を傷めてしまうケースや、壁紙が剥がれにくくなるケースがあります。そのような場合、次に壁紙を張り替えるときに必要な作業が増え、費用も割高になる可能性があるため注意が必要です。
一般的な壁紙には、上から塗料を塗ることができるビニールクロスが使われています。しかし、紙や布でできた壁紙は塗ることができません。またビニールクロスでも撥水加工が施されているものは、塗装することができないため、事前に確認しましょう。
業者に依頼して壁紙を交換するほどの汚れではない、自分でデザインした壁紙にしたい、家族で一緒に塗ってみたいという方にはおすすめのリフォーム方法です。メリット・デメリットを理解した上でリフォームを行うようにしましょう。
2023年7月掲載
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