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マンション管理の基礎知識

エレベータ設備

エレベーターは、マンション生活に欠かすことのできない大切な足です。万一故障が発生すると日常生活に支障をきたすので、日常の点検、整備および維持運行などについて、安全性を確保することが重要です。

定期検査と報告
エレベーターの所有者は建築基準法に基づいて、昇降機検査資格者に年一回定期点検を実施させ、その結果を特定行政庁に報告することになっています。検査終了後に発行された「定期検査報告済証」を、エレベーター内の見やすい場所に掲示します。
定期点検・整備
エレベーターは複雑な部品や電気回路によって構成されているため、前述の検査とは別に、専門の技術者による点検が、多くの場合、月に1回行われています。
この点検で不良箇所が発見された場合は、すみやかに対策を講じ、正常な状態にしておかなければなりません。
保守契約
エレベーターの維持管理にあたっては、保守管理会社と保守契約を結ぶのが一般的です。保守契約は、定期点検を確実に実行し、非常時の緊急出動を含むもので、安全を確保する上で大変重要なこととなります。 なお、保守契約には次のような方式があります。
(1) フルメンテナンス契約方式
点検、整備、手入れはもちろん、それ以外に修理や部品交換、機器の取替えまでを含んだ内容です。
(2) パーツ・メンテナンス契約方式(P・O・G)
各種機器の油類、ヒューズ、ランプなどの消耗品の一部を補給、取替えることを内容としています。
修理の目安
エレベーターは10年目くらいから小部品の故障が目立ち始め、12、3年目にはベアリングの交換や、巻き上げ機の解体修理が必要となります。10年前後でケーブルも傷み、20年前後で耐用年数を迎えます。したがって20年を越えると、現行の「保守契約」も異なった内容になる場合もあります。
なお、ベアリングの交換、巻き上げ機の解体修理、ケーブルの交換はフルメンテナンス契約の内容に含まれています。 これらの点は各マンション毎に契約内容が違うので契約書を確認しておいたほうが良いでしょう。
非常時の処置
停電その他の理由でエレベーターが止まり、内部に閉じこめられてしまった時は、非常時の呼出しを行ない、すみやかに次のことをエレベーターの保守管理会社へ連絡してください。
  1. ・建物の名称、所在地
  2. ・当該エレベーターの管理番号
  3. ・状況(停電のため閉じこめられているなど)
  4. ・乗客数、乗客の状態(けが人や病人の有無)
  5. ・カゴの止まっている場所(階数)
  6. ・通報者の氏名と電話番号など
非常時は落ち着いて報告し、指示を待つことが、最も適切な対処方法となります。

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