取手リバーサイドマンション(茨城県取手市)
- 建築概要
1977年2月竣工
鉄筋コンクリート造
地上3階建
総戸数 51戸
茨城県取手市
事業主 地産トーカン
マンション購入までのお話をお聞かせください。
自宅とは別に、実母と暮らすためにマンションを探していました。当マンションは立地が良く、利根川にも近く、自然が豊かな環境が気に入ったため、購入を決めました。
実際に暮らしてみていかがでしょうか。
川が近いため、風通しが良く、住環境は良好です。取手駅までのバスが2路線あり、非常に便利です。近隣には大型食品スーパーやディスカウントスーパーもあり、生活に必要なものがそろっています。総合病院もバスで簡単にアクセスできるため、生活には困ることがないエリアです。
管理方式を管理者方式に変更したそうですね。経緯を教えてください。
「管理者方式」という管理組合の運営方法については、管理会社である合人社計画研究所(以下、合人社)のフロント担当から話を聞きました。この方式では、理事会を設けず、管理会社である合人社が管理者となり、管理組合の運営を行います。総会で決議された事案を合人社が執行します。
当マンションはもともと自主管理を行っていましたが、合人社に管理を委託し、理事会方式を導入しました。ここ数年は徐々に外部所有者が増え、組合員の高齢化に伴い、対面での話し合いの機会を持つことが難しくなり、役員の成り手不足という問題も出ていました。
フロント担当から説明を受け、理事会で管理者方式について学び、慎重に検討を進めてきました。全組合員を対象にアンケートを実施し、管理者方式への切り替えに対する理解を深めた上で採用することになりました。
決め手となったのは、組合員に高齢者が増えていく中で、合人社に管理組合の運営を任せることで、役員という心理的負担を軽減できると考えたからです。
理事会方式との違いや管理者方式にして良かった点をお聞かせください。
組合員は管理を行う立場から、合人社が適切に管理を行っているかをチェックする立場になり、労力が減りました。その結果、時間に余裕が生まれ、ストレスも軽減されました。
マンション周辺の環境についてはいかがでしょうか。
マンションは、一級河川である利根川沿いに位置しています。大正時代から続く渡し船があり、現在でも利根川下流域に残る希少な渡し船として「小堀(おおほり)の渡し」と呼ばれ、人々に愛されています。渡し船は自転車と原動機付自転車を乗せることができ、サイクリングにも活用できます。
今後、合人社に期待することは何でしょうか。
マンションが暮らしやすい場所であるためには、しっかりとした管理組合の運営が重要です。合人社には、今後もその役目を怠ることなく果たしていただきたいです。
プロフィール
2025年5月掲載
- 河谷 豊治さん 78才
(かわたに とよじ) 元国家公務員(旧通商産業省)。第47期と第48期に副理事長を務め、管理者方式への移行に他の役員らとともに尽力。趣味は散歩。家族は妻、長男、次男。現在は次男と同居している。
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