コアマンションフェスティオ久留米(福岡県久留米市)
- 建築概要
2003年10月竣工
鉄筋コンクリート造
地上11階建
総戸数 145戸
福岡県久留米市
事業主 矢緒企画
マンション購入までのお話をお聞かせください。
もともと熊本県に住んでいましたが、子育てしやすい環境を求めて、さまざまな施設が整った久留米市を引っ越し先の候補として検討していました。その後、物件探しを始め、当マンションにめぐり合い、間取りが気に入り、購入を決めました。
実際に暮らしてみていかがでしょうか。
部屋は二世帯住宅にも対応できるゆったりとした空間で、とても住みやすく気に入っています。全住戸にディスポーザが設置されており、各戸の玄関前には専用の駐輪スペースもあるため、快適なマンションライフを送ることができています。
近隣にはJR久留米駅をはじめとする公共交通機関が充実しており、周辺には市役所、郵便局、病院、学校、スーパーなどがそろっています。立地も良く、治安も良いと感じています。
管理方式を管理者方式に変更したそうですね。経緯を教えてください。
2023年5月に管理会社である合人社計画研究所(以下、合人社)から管理者方式の提案がありました。竣工して20年を経過し、組合員の高齢化や賃貸化が増加しており、役員の成り手不足を解消し、役員の時間的・精神的負担から解放される管理者方式について説明がありました。
当管理組合にとって管理者方式を採用する最大のメリットは、145戸の組合員をまとめていく理事会役員の重責から解放される点だと感じました。
当マンションは、快適な生活が送れている分、ディスポーザ処理槽や機械式駐車場、エレベーターも3基と設備が多く、不具合が起きる度に、理事会は判断を迫られ、何度も協議を重ねなければなりませんでした。そういった難しい判断を迫られる役員の負担を解消し、安心してプロに任せられるという点は大きなメリットでした。
住民説明会を開催し、出席者の意見を全て議事録に記載し、全組合員を対象にしたアンケートも実施しました。寄せられた意見を理事会で共有し、それぞれの意見に対して合人社から丁寧な回答をもらい、全組合員に共有しました。
145戸のマンションだからこそ、できるだけ多くの組合員に現状を理解してもらい、管理者方式の採用に納得していただく必要があると考え、慎重かつ丁寧に検討を進めてまいりました。そのかいあって、総会決議時には、以前のアンケートでは反対意見だった組合員の方の多くが賛成に転じ、2024年3月から管理者方式に変更しました。現在、理事会などに追われることなく、安心して暮らしています。
マンション周辺の環境についてはいかがでしょうか。
当マンションは筑後川にほど近く、1650年から続く西日本最大級の花火大会である筑後川花火大会を間近で見ることができます。目の前で打ち上がる花火はまさに圧巻の一言。毎年、居住者の皆さんもバルコニーやリビングから美しい花火を楽しんでいることと思います。
今後、合人社に期待することは何でしょうか。
当マンションは今春に初めての大規模修繕工事を迎えます。インターホンの更新も検討しており、組合員の要望も多岐にわたっていると聞いております。理事会がなくなった分、合人社にはマンションについての情報の発信を積極的にお願いしています。
今後も、マンション管理のプロとして、私たち組合員に寄り添った管理組合運営を行っていただきたいと願っています。
プロフィール
2025年1月掲載
- 吉永 親史さん
(よしなが ちかし) 2022年に理事長に就任。任期中は管理者方式への変更をはじめ、修繕積立金改定、共用部分電球のLED化、電波障害対策工事など、多岐にわたる事案を進捗させた。趣味はDIY。
(無断転載禁ず)