素敵なシティライフのためのマンション生活情報

理事長になられた際のお話をお聞かせください。

輪番制により、役員に選出されました。そして役員の中から抽選で、理事長に選出されました。誰かがやらなければならない役職であること、幸い、副理事長に旧知の方が選ばれ、ほかの役員の方の協力も得られるということで、理事長職を引き受けました。

マンション購入についてのお話をお聞かせください。

25年前の話になりますが、当時は若かったこともあり、勢いで購入したという面もあります。分譲元が大阪市住宅供給公社ということで、民間にはない安心感のようなものはありました。また、当時は子どもが小さかったこともあり、南港ポートタウンの住環境も決め手となりました。

お部屋の中でリフォームしたいところはありますか？

風呂のリフォームを考えています。かなり傷みがひどく、全面リフォームを行いたいと思っていますが、先延ばし状態になっています。

最近、組合で取り組んでいることや解決されたことはありますか。

給水設備の更新工事を行いました。入居者への負担を少なくし、かつ工費を抑えるということを最重点として、2006年から検討を行い、2007年に着工を迎えました。工法としては戸内配管については、ライニングによる更新を、縦管や地中に埋設された連結送水管は新品への交換を行い、増圧ポンプの導入により、市水道本管との直結方式を採用しました。直結方式により、貯留水槽の管理費が不要となりました。水槽跡は管理組合の備品倉庫として利用します。

工事はまもなく竣工を迎えますが、入居者全員の協力により、戸内工事を含め、工事が予定通り終わることは理事長としてとても誇らしく感じています。

まとまりの良い管理組合とのことですが。

当マンションは、南港ポートタウンの中では珍しい単独棟の管理組合です。戸数は138戸で、南港では小さな管理組合です。その分、まとまりは良い方だと思っています。

今回の給水設備の更新工事においても、理事会への助言機関として居住者による専門委員会が設置され、戸内工事では、居住者の協力で工程通りに実施することができました。

建設後25年を経過し、マンションの老朽化も目立ち始め、今後、維持管理に係る費用の増加が見込まれ、大規模修繕やエレベーター交換など大工事が直前に迫っています。

耐用年数50年と言われるコンクリート構造物、管理費の運用面を含め、長期的視野に立った検討を行う時期にあるのではないかと考えています。

マンション周辺の環境紹介をお願いします。

当マンションは、大阪市ベイエリアに位置し、高層住宅のみを集めた南港ポートタウンの中にあります。南港ポートタウンは、昭和52年に入居が始まり、小学校が4校、中学校が2校、高校、大学が1校あり、民間や公社、公団の分譲マンション、賃貸住宅が建っています。

南港ポートタウン内はノーカーゾーンとなっており、一般車は入れません。また、公園も広く、緑が多いため、素晴らしい住環境です。

ただ入居から30余年が経過し、少子高齢化が進んでいます。今後は、医療機関を含め、高齢者が生活しやすい環境整備が求められています。