マークステージ西大島(東京都江東区)
- 建築概要
- 平成16年3月竣工
鉄筋コンクリート造
地下1階/地上15階
[総戸数]105戸
東京都江東区- 平成16年3月竣工
管理会社変更に至った経緯は?
全戸が入居した4月、マンションの管理は販売会社の管理部門があたっていました。
管理会社の音頭により開かれた第1回理事会は、役員同士の初顔合わせにもかかわらず、業務の分担をテキパキと決め、管理委託契約や保守契約など多くの議案に対し、3時間にもわたり活発な意見交換をするという、妥協を許さないものでした。管理会社担当者は、議案どおりの内容で締結の承認を得たかったのでしょうが、居住者の資産維持、居住環境の向上という観点からどうなのか、全てを継続審議扱いとしました。
この理事会を終えて、業務を遂行していくには、幅広い知識を習得していかないと管理会社の言いなりにならざるを得ないということを強く感じました。早速、翌週から勉強会を重ねてみると、契約料金は、条件やサービス内容に比べ高すぎるのではないか、月々の修繕積立金は当初の設定を低く抑え、年々金額が上昇するだけでなく、臨時徴収や貸付を前提とした策定ではないのか、という疑問が募るばかりでした。
第2回理事会では、こうした勉強会で明確になった疑問点を管理会社に質問したところ、これを払拭する説明どころか、開き直りと思わせる発言などが返ってくるありさまでした。これらのことから、管理会社に、管理委託契約、保守契約を要する全議案について、仕様に照らした再見積もりと、それを基調にした長期修繕計画の再提出を求め、管理会社の決定は、競合他社との入札で行うことを明言しました。
以前から収集しておいた管理会社複数社と前管理会社の再提示額などを精査・比較した結果、合人社計画研究所を当マンションの管理会社に推薦することになりました。そして、設立総会に向け、アンケートや説明会の開催、意見交換を通じて居住者全体の理解・醸成を図りました。その結果、総会では大賛成をもって正式決定となりました。
合人社計画研究所への決め手となったのは、
1.アドバイスの的確さ
2.事案に対する迅速な対応
3.役員に対する報告の徹底
4.安価な料金設定
5.個々の居住者への情報提供も含めた事務的サービス
などからです。
合人社の皆さまには、推薦した私たち役員の目が確かであったと、将来にわたって誇りに思えるよう、今後ともよりよい居住環境などの形成にご尽力をたまわり、末永く当マンションの管理業務をお任せできればと期待をしております。
マンション購入の決め手は?
以前の住まいは、千代田区九段のビジネス街でしたので、休日はよく買い物に出かけていました。その帰りに、たまたま当マンションのモデルルームに立ち寄り一目惚れ。要因は、東南の角部屋だったこと、外出への利便性、商店街の充実、東京の下町といったところです。
このエピソードは「大根を買いに行って、マンションを買ってきた」といったところでしょうか。
どの部屋も明るいとのことですが?
南側には12.5mのワイドなバルコニー、北側には10坪あまりのルーフバルコニーがあるので、どの部屋も明るくゆったりとくつろげ、気に入っています。
また、設計変更もお願いしていたので、使い勝手もよく、快適です。
管理組合で取り組まれていることは?
当駐車場から車道へ出るには、歩道を横断しなければならず、車の底面が歩道面に接してしまうため、管理会社(売主)に対して改善を求めてきましたが、同社は改善に消極的で、理事会役員が行政へ赴くなどし、半年たってやっと売主負担で解決しました。
現在は、共用部分の不具合を、役員の目でも点検し、多くの指摘箇所の修繕実施状況チェックを根気強く取り組んでいくこととしています。
また、台風時などの大雨時にエントランスホールの浸水を防ぐための設備改善を徹底的に求めていきます。
そして、目指すは、特別委員会を設置して、エキスパート集団による強固なマンション運営にあります。
役員の皆さんのチームワークが抜群だとお聞きしましたが?
第1期役員は、8名で構成していますが、そのうち6名が立候補しての就任で、皆ヤル気満々です。偶然にも総務・会計・法務・システムなど異なる分野のスペシャリストが集まっており、お互いに足りないところを補完しあって、抜群のチームワークを発揮しています。
平日は一同に会することはできませんが、毎日パソコンメールを活用しての情報・意見交換を行うことで、マンションの管理・運営に関する情報を共有し、円滑な運営を確保しています。
また、その情報は居住者全体で共有することが大切と考え、月2回のペースで管理組合ニュースを発行しています。
では、最後に近辺の環境紹介をお願いします。
当マンションは、地下鉄駅から徒歩7分ほどと、通勤、通学にとても便利です。買い物も約300店舗ある砂町銀座商店街へ7分程度で行けます。
また、江東区の中心を南北に流れる横十間川の畔は、30分程度の散策コースとなっており、マイナスイオンを漂わす、水辺と緑に囲まれた素敵な場所です。この入口には区のスポーツセンターもあり、健康増進にも最適です。
プロフィール
2004年12月掲載
- 星野 都三孝さん 61才
(ほしの とみたか) 趣味は、ドライブと読書。 マンションに入居したてのころは、ドライブや道の駅巡りを楽しんでいたが、理事会が発足してからは、勉強会や広報業務などに奮闘する日々を送っている。 現在は、娘2人が嫁ぎ、妻と2人暮らし。
(無断転載禁ず)