プラウドタワー東雲キャナルコート(東京都江東区)
- 建築概要
- 平成24年12月竣工
鉄筋コンクリート造
地上52階、地下2階建
[総戸数]600戸
東京都江東区
[事業主]野村不動産- 平成24年12月竣工
管理会社変更の際のお話をお聞かせください。
当マンションは、東京都江東区に位置する52階建て600世帯2000名が住むタワーマンションです。
7期目に前管理会社から管理費等の値上げ要請があったため、管理会社の変更を視野に、5社から提案書と見積書を取り寄せることにしました。書類審査にて3社に絞り込み、住民説明会を実施しました。そして住民の投票を参考に、3社の中から理事会で合人社に決定しました。住民の投票も理事会の判断も、合人社が最も優れているという結果になりました。これだけの段階を経て、全てのプロセスを開示して進めてきたので、総会では満場一致で可決されました。
合人社に決まった理由は3つです。1つ目に、設計事務所が原点であることです。今後、当マンションはさまざまな修繕が発生します。その修繕が適正箇所を適正価格で実施できるかが大きなポイントとなってきます。2つ目に、競争原理が働くことです。ほとんどの管理会社は、デベロッパーの子会社であり、価格競争がなく、相見積もりを取って比較検討をしないことがあるのです。3つ目に、担当者が何度も来館したことです。他の管理会社の担当者は、提案時に全く顔を出さなかったにも関わらず、合人社の担当者は何度も来館したのです。これは大きなポイントでした。
マンション購入についてのお話をお聞かせください。
私にとっては2軒目のタワーマンションの購入でした。購入する気は全くなかったのですが、希望する階数や間取り、方角だったため、偶然立ち寄ったモデルルームで即決しました。また、震災時に最も困った生活水について、電気給湯器の水370リットルを使えるという安心感も決め手となりました。
理事長になられた際のお話をお聞かせください。
1軒目のマンションでは、輪番制で2期連続理事を務めました。当時はマンション管理に興味もなく、やる気もありませんでした。しかし、東日本大震災があったことで、マンションのコミュニティーの重要性は何となく感じていました。
次は自分でマンションのコミュニティーをつくっていこうと思い、当マンションで、まずは理事に立候補しました。管理組合の理事経験者が私のみだったため、自然に理事長となりました。
結果、複数回に渡って理事長を務め、年間50回以上もの住民交流イベントを実施しました。その結果、住民が楽しく交流し、困った時は助け合えるマンションをつくり上げることができています。
マンションの共用部分、附属施設などで気に入っているところがありましたらお聞かせください。
1階の本格的なレストランや、45階と46階吹き抜けのパーティールーム、さらに52階の東京中を見渡せる屋上庭園などが気に入っています。
最近、組合で取り組んでいることや解決されたこと、課題などがありましたら、お聞かせください。
近隣のタワーマンションの停電被害を受け、当マンションでも対策として、自家発電の運転方法および災害時の自家発電運用マニュアルの作成、また燃料である重油の追加備蓄の予算を計上しました。
また、毎月『600世帯の絆』『理事長のつぶやき』という広報誌を作成し、全住民に配布し、住民の皆さまとの双方向の管理組合運営となるよう努めています。
マンション周辺の環境紹介をお願いします。
最寄り駅は有楽町線の豊洲駅で、近隣には有明アリーナや東京アクアティクスセンターなどの東京オリンピック会場や選手村、豊洲市場などがあります。
また、マンションの敷地内に保育園があることや、徒歩1分圏内に24時間営業の大型スーパーや、プールを要する総合施設などがあります。
プロフィール
2020年5月掲載
- 副島 規正さん 56才
(そえじま のりまさ) 経営コンサルタント業の会社を経営する。一般社団法人全国タワーマンション協会代表理事。妻と2人暮らし。趣味は長期滞在の海外旅行、筋トレ、格闘技観戦。
(無断転載禁ず)