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素敵なマンションライフのために

ちょっと拝見 管理組合に聞きました

管理会社変更事例

エルザ京都御所西(京都市)

エルザ京都御所西(京都市)

建築概要
平成元年7月竣工
鉄筋コンクリート造
地上6階建
[総戸数]25戸
京都市
[事業主]大京

管理会社変更の際のお話をお聞かせください。

前管理会社に委託していた当初は、さほど大きな問題もなく経過していました。しかし、マンションの担当者が代わってからは、それまでのような報告、連絡、相談がほとんどなくなりました。こちらから担当者に「何もなくても、月に一度ぐらいは面会に来い」と言ったぐらいでした。

平成21年ごろから給湯器の注水接合部からの漏水事故が多発していました。管理会社の対応に居住者から不満が出たり、事故の経緯や説明が不十分だったため、こちらから再度説明をするよう求めても、連絡がなかったりということがありました。対応の悪さに、管理会社の支店長に直接説明を求めたほどです。その結果、管理のほとんどが下請けである地元のマンション管理業者に丸投げされていたために、担当者が即座に工事内容や仕様を説明できないことが明らかとなりました。

このような経緯があり、管理会社変更を検討することになりました。京都では大手マンション建設業者の関連管理会社が下請けに管理をまかせているという情報も得ていたので、理事会で独立系管理会社として評価の高い合人社計画研究所と契約をすることを決めました。通常総会で議決され、平成23年2月から合人社に管理を委託しています。管理会社の変更というのはもっと大変なことかと心配していましたが、業者間ですんなりと引き継ぎ作業も終了し、今では管理員さんやフロント担当とも、長年の付き合いをしてきたかのように相談やお話をさせていただいています。

理事長になられた際のお話をお聞かせください。

私が入居したころは、実際にお住まいの部屋は25戸のうち10戸ほどで、その半数が賃貸であったように記憶しています。私の部屋も前所有者は購入後も住んでおられず、さらに賃貸もされていませんでした。このような状態ですので、管理組合はあったものの、管理会社にすべてまかせている状態が長く続いていたようです。平成8年に初めて総会に出席し、管理費等の未収金が500万円以上あることを知りました。即座に理事になることを決め、副理事長を引き受けました。翌年には理事長になり、現在まで通算15年間務めています。

まず手掛けたのが未収金問題です。裁判所に提訴し和解、分割支払い、さらに滞納している部屋が転売され新規購入者が入居することにより一気に回収され、平成11年には未収金は100万円程度になりました。次の問題は大規模修繕工事の時期と費用の捻出です。当マンションは戸数が少なく、またマンションの構造が複雑で、工事にかかる費用がかさむことが想定されていました。現在の修繕積立金では到底まかなえないという説明があったので、修繕積立金と駐車場利用料を改定し、大規模修繕に備えることとしました。予定通り平成13年10月から大規模修繕工事に着手し、翌年1月に無事終えることができました。

マンション購入についてのお話をお聞かせください。

当マンションが竣工した当時は、近くの他のマンションに住んでいました。平成7年にこのマンションを買わないかと誘われ、早速夫婦で見学に行きました。竣工当初から興味があったこともあり、一目で気に入り、購入を決意しました。ほとんど未使用でしたし、風通しが良く、独立一戸建てのように隣の部屋と接していないため静かな環境でした。さらに特大のルーフバルコニー付きというのが購入の決め手でした。その後、リフォームで和室とリビングを一つにして、妻の念願のグランドピアノが弾けるリビングが完成しました。

管理組合で取り組んでいることはありますか。

マンションの資産価値の維持向上が現在の目標です。当マンションも他のマンションと同様に自転車の増加により駐輪場が手狭となりました。そこで貯水槽のいらない増圧直結給水装置に更新し、貯水槽のあった場所を新たに駐輪場として利用すべく現在工事中です。この装置の導入も合人社が発行している月刊紙ウェンディの記事から知ることができました。今後はマンションの外構なども更新し、より住みやすい集合住宅を目指したいと考えています。

マンション周辺の環境紹介をお願いします。

当マンションは京都盆地のど真ん中にあります。京都御苑の蛤御門まで徒歩5分、旧二条城まで徒歩15分で、愛犬との散歩は京都御苑に出掛けています。京都御苑は国民公園(日本に3カ所あり、他は皇居外苑と新宿御苑)として環境省の管轄下にあり、いつも整備されています。

道を隔てた南側には京都府庁があり、まさに官庁街で居住環境は良好です。またこの辺りは、建物の高さ制限が厳しく高い建物がないため、4階の部屋からは大文字の送り火を見ることができます。

  • マンションエントランス

    マンションエントランス

  • 中庭の吹き抜け

    中庭の吹き抜け

  • 京都御苑の蛤御門

    京都御苑の蛤御門

  • マンションからは大文字の送り火が見える

    マンションからは大文字の送り火が見える

プロフィール

2012年11月掲載

大野 洋介さん 61歳

大野 洋介さん 61歳
(おおの ようすけ)

大野婦人科医院 院長。趣味はオーディオ、カメラ、アマチュア無線、自動車。妻と高校3年生の長女、ミニチュアダックスと暮らしている。

(無断転載禁ず)

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