アーク湯田温泉(山口市)
- 建築概要
- 平成3年11月竣工
鉄骨鉄筋コンクリート造
地上11階建/塔屋1階
[総戸数]80戸
山口市
[事業主](株)大志- 平成3年11月竣工
理事長になられた経緯は?
私は、平成5年9月にアーク湯田温泉を購入しました。当マンションでは、区分所有者の居住率が4割と低く、役員の適格者が少ないという特徴があります。そこで、私はさっそく平成6年から役員を仰せつかることとなり、その後、副理事長を5年務め、平成15年から理事長に就任し、現在2期目をむかえています。
管理会社を変更された理由は?
平成4年に組合が設立された当時は、セキュリティー、エレベーター保守、清掃、衛生、日常管理などは、それぞれ下請けに業務委託していたものの、会計を含む総合管理は、組合が自主管理を行っていました。そのため、役員の仕事量の増大、役員の固定化などで組合運営は困難となり、自主管理に限界を感じることとなりました。
そこで、その当時、区分所有法が改正され、マンション住民の保護が強化されたのを機に、自主管理から委託管理へ切り替えることを検討しました。安心できる管理会社を選ぶための決め手になったのは、
1.中島猷一著「マンションの資産価値を高める本」の中で、日本でお勧めできる管理会社3社の一つとして「サービスの合人社」と推薦されていたこと
2.不動産系列ではなく独立系であること
3.委託料が自主管理のコストと同レベルであったこと
4.最初にお会いした事業所責任者が大変誠実であったことなどです。
平成15年から合人社計画研究所とタイアップしたことにより、住みやすくて資産価値の高いマンションを目指すことが現実のものとなりました。
マンション購入の決め手は?
東京で定年間際まで勤務していましたが、山口市に民法テレビ局が設立された折、縁があってお手伝いをすることとなり、山口に居を移しました。
初めは、勤務地に隣接していることと、共同温泉があり専用で使えることなどから、1年間借りて住んでいたのですが、バブル崩壊による価格の下落と、なによりも日曜以外の毎日17時から24時まで、64度の本格温泉を満喫できることが決め手となり、購入することを決めました。
お部屋の中でリフォームされたところは?
当初は、6畳2間の和室、19畳のLDK、5.5畳の洋間の3LDKでしたが、畳を全て板敷きのフローリングとし、洋間と和室の半分をつないで、8畳の客間兼用の書斎としました。それにより、この書斎で自分の好きなことをすることができるようになり、プライベートな時間を楽しんでいます。
共用スペースでのお気に入りは?
なんといっても男女別の共同温泉浴場があることです。これにより、マンションにいながらにして、湯田温泉の名湯を楽しむことができます。また、ここが住民の交流の場ともなっています。
管理組合で最近取り組んでいることは?
高速インターネットサービス設備、ケーブルテレビ設備などを導入し、情報化社会への対応に努力しています。
また、来年には築後14年目を迎えますので、大規模修繕委員会を立ち上げ、合人社計画研究所をコンサルタントに、安全で美しいマンションへの改修を目指していきます。
では、最後に近辺の環境紹介をお願いします。
当マンションが建っている湯田温泉街は夜も賑やかで、温泉地でありながら、交通の便もよい都会的な町です。
そして、同じ町内に「東京庵のそばずし」で有名な東京庵と、維新の志士たちが会合でよく利用した老舗旅館「松田屋」があり、いずれも当マンションのオーナーさんです。
また、山口市は、四囲を山で囲まれ、かつて大内文化が繁栄を極めたところで、西の京都という意味で、西京とも言われています。市内には、中原中也や山頭火などの湯田温泉にゆかりの深い詩人、俳人たちの記念館や名を冠した小道などが散在しています。
皆さんもぜひ一度、歴史と温泉の山口市へ遊びにきてください。
プロフィール
2004年11月掲載
- 渡辺 建太さん 71才
(わたなべ けんた) 趣味は、ゴルフ。時間の許すかぎり、午前中はスポーツジムへ通い、マシンやプールで体力維持。 15年間、毎日欠かさず日記をつけているが、会社を退職してからは、マンションの管理に関することが多くなり、あたかも管理日誌のように。 家族は、妻と長男、次男の4人家族。 長男、次男は、ともに独立、東京と山口県内に。
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