IHクッキングヒーターは、ガスコンロと異なり、火を使用しないので、火災などは発生しないのでしょうか?
IHクッキングヒーターが普及した理由の1つに「火を使わないから安全」ということが挙げられます。
しかし、火を使わないからといって、火災が発生しないというわけではありません。
特に注意が必要なのは、てんぷら油による発火です。IHクッキングヒーターは加熱する力が強いため、少量の油でも急速に加熱され、安全装置の作動が間に合わず、火災が発生してしまうことがあります。
その他にも、IHクッキングヒーターからの火災や事故などを防ぐために、次の点に注意してください。
・周囲に物を置かない
金属と天板が1センチほど離れていても、金属は発熱します。
・使わないときは主電源を切る
誤って加熱スイッチを押してしまうことによる火災や事故を防ぐことができます。
・揚げ物は規定量の油で行う
揚げ物モードがある機種は、必ず揚げ物モードを使用し、定められた油の量を守って調理してください。
・専用の調理器具を使用する
専用の鍋を使用しないと、十分な熱量が得られないばかりでなく、場合によっては、安全装置が正常に作動せず、火災や事故を引き起こしてしまうことがあります。
・鍋の予熱は慎重に行う
加熱する力が非常に強いため、空だき状態では急激に温度が上がります。高温になった鍋に油を注ぐと、瞬時に発火することがあります。
IHクッキングヒーターを使用する時は、炎が見えないからといって油断せず、火災に対する警戒心を忘れないようにしましょう。
2013年7月掲載
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