畳の張り替え時期の目安は、どのくらいでしょうか。
畳は経年とともに日焼けして色が変わり、こすれて傷みが出てきます。
畳が傷んできたら、まずは畳表(畳の表面の部分)を裏返し、使用していない面を表にし、傷んできた面を下にする「裏返し」を行います。
その後、表にした面も傷んできたら、畳床(どこ)(畳の芯の部分)を残して、畳表と畳縁(べり)(畳のヘリの部分)を取り換える「表替え」を行います。
畳床がしっかりしていれば「表替え」は何度でもできます。畳床は10年~15年が交換の目安といわれており、その後は畳を丸ごと新しいものに取り替えることとなります。
湿度は畳の大敵です。湿度が高いとカビやダニが発生しやすくなり、畳床の劣化が進んでしまいます。清掃は掃除機掛けと乾拭きとし、濡れ雑巾の使用は避けましょう。
また、できることなら半年に1度程度、畳の裏側に4~5時間ほど太陽の日差しを当てる「天日干し」を行い、湿気を逃がすとよいでしょう。この際、畳の表面を日光に当ててしまうと日焼けをし変色してしまいますので、表面は陰干しになるようにしましょう。
天日干しが難しい場合は、畳を少し上げて床板と畳の間に空き缶を挟むなどの方法で、畳の裏側に風が通るようにすることで、畳の湿気を逃がすことができます。
2016年4月掲載
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