シンクや蛇口に白い汚れがあります。こすっても落ちません。どうしたらいいのでしょうか。
その白い汚れはカルキ汚れです。水道水には消毒のためカルキが含まれています。カルキとはカルシウムのことです。水は蒸発しますが、カルシウムは蒸発せず残ります。それが堆積していくと白い汚れになります。繰り返し堆積すると、こすってもなかなか落ちない汚れとなります。飛び散った水道水をタオルでしっかり拭くことで、カルキ汚れを予防することができます。
カルシウムはアルカリ性のため、クエン酸で中和して汚れを落とすことができます。クエン酸を混ぜたお湯に2〜3時間から一晩つけ置き、水で洗い流しましょう。汚れがひどい場合はクエン酸をスプレーしラップをかぶせ30分ほど放置し、スポンジでこすってみましょう。
それでも落ちない汚れは、カルキ以外が原因の可能性があるので、重曹も使ってみましょう。汚れ部分に重曹を掛け、クエン酸をスプレーしてみましょう。炭酸ガスが発生するので、泡がおさまったらスポンジで磨いてみましょう。
クエン酸と重曹はそれぞれ効果を発揮する汚れが異なります。酸性のクエン酸は、水垢や石鹸カスなどに、弱アルカリ性の重曹は皮脂や油汚れなどに有効です。汚れの特性が分かっている場合は、それぞれ単独で使った方が効果は高いです。クエン酸と重曹は人や地球に優しい素材なのでぜひ活用してみましょう。
2019年2月掲載
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