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部屋のイメージを左右するカーテン。色やデザインで選ぶことが多いと思いますが、部屋の環境に適した機能を持ったカーテンを選ぶことで、快適な住まいにすることができます。カーテンの機能性について紹介します。

  • ■遮光カーテン
     生地に黒糸を織り込んだり、生地裏に黒色の樹脂をコーティングすることで、光を遮って室内を暗くします。日本インテリアファブリックス協会の定める遮光性評価方法では遮光性能を7段階に分類しています。1級が最も光を通しにくく、遮光率は99・99%以上です。

  • ■遮熱・断熱カーテン
     カーテンの裏にアクリル樹脂をコーティングすることで熱の流れを遮断します。一定の防音効果も期待できます。

  • ■防炎カーテン
     ポリエステルなどの燃えにくい素材を使って縫製し、薬剤などで加工します。簡単に燃え上がらず、たとえ着火しても燃え広がるまでに時間がかかります。
     防炎カーテンは、消防法施行規則に基づく防炎性能試験に合格した商品で、日本防災協会の防炎ラベルが付いています(イラスト参照)。消防法により人の集まるホテルや病院、高さ31メートルを超える高層マンションでは、防炎カーテンの使用が義務付けられています。

紹介した機能はドレープカーテンだけでなく、一部はレースカーテンにもある機能です。またレースカーテン独自の機能もあります。人気があるのは「遮像レースカーテン」で、薄いレースで昼夜を問わず外からの視線を遮ることができます。また「採光レースカーテン」は、透けにくさと明るさの両方を備えています。外からの視線を遮りつつも、自然光を拡散させ、部屋全体を明るくします。
 部屋の模様替えなどでカーテンの購入を検討されている方は参考にしてみてください。

防炎カーテン

2020年12月掲載

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