住居の壁は気が付かないうちに徐々に汚れが付いて、気が付けば部分的にシミがあったり全体が薄く黄ばんだ感じになってきます。もちろん部屋の用途により汚れは大きく違います。喫煙の有無や、調理される料理の種類などにも影響されます。また結露や湿度の影響でカビが発生して、シミになることもよくあります。
最近の壁紙(クロスともいう)にはいろいろな機能を持たせた製品があります。汚れ防止は汚れが付きにくく、付いた汚れも洗剤を含ませた雑巾などで簡単に落とせます。耐久性壁紙は通常の壁紙の10倍程度の強度を持たせた製品です。防臭・抗菌の機能を持たせて雑菌の繁殖を抑え、防臭効果もある壁紙もあります。調湿機能の壁紙は、湿度が高くなると湿気を吸って、乾燥してくると湿気を吐き出して湿度を調整する機能があります。マイナスイオンを発生させる機能を持たせた壁紙もあります。
面白いものには照明の光エネルギーを蓄えて消灯後20分程度ほのかに壁紙の絵の部分が光を発する蓄光壁紙もあります。
汚れ防止や耐久性壁紙は、いたずら盛りの子どもがいる部屋や玄関などに使用するとよいでしょう。防臭・抗菌壁紙は、トイレや脱衣室に使用すると臭いやカビを防止できます。蓄光壁紙は子ども部屋の天井などに使用すると、就寝時に電気を消しても怖がらなくなるかもしれません。
模様替えを思い立って壁紙を選ぶときに通常、色や柄で選ぶことが多いのですが、部屋に合った機能を選択し、それから色や柄を決めてもいいのではないでしょうか。
その他にも部分的に掲示板用の壁紙を貼っても面白いでしょう。絵画のような壁紙も使いようでは斬新な壁に仕上げることができます。
2015年9月掲載
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