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鉄筋コンクリート造構造部材の火災調査・診断

◆火害

 火災による被害(火害)を受けた鉄筋コンクリート(RC)造建物を継続して使用できるのでしょうか。

 火災後の再使用や補修・補強を検討するためには、コンクリートや鉄筋が受けた温度などを推定した上で各部材の被害度をより正確に診断することが重要です。火害調査・診断は、目視調査を主とする一次調査と、材料試験などによる二次調査に分けて実施します。

 火害調査・診断は、特殊な調査なので、そのほとんどが専門家に委ねられます。

【一次調査】

 目視による外観上の被害状況を観察し、火害状況を調べます。

 加熱による部材の強度や剛性の低下、火災時に発生する熱応力、あるいは爆裂に起因するRC部材のたわみ、ひび割れ、コンクリートの欠損(浮き・剥離)などを調べます。

 また、コンクリート表面の変色状況からその受熱温度を推定することができます。一例として、ピンク色に変色している場合は、コンクリートの受熱の温度範囲は300〜600℃と推定されます。

 コンクリートは火災後に十分な冷却時間がたてば、また、500℃までの加熱であれば、約90%まで強度が回復します。したがって、コンクリートを再使用できる安全限界温度は500℃といわれています。

 壁や床に穴を開けて調べるコア抜きで、コンクリートの断面の状況が分かるようにして、温度500℃の深さを調べ、補修が必要である被害等級を確認します。

【二次調査】

 材料試験や構造試験(作業が大がかりな試験)、受熱温度の推定(UVスペクトル法など)を定量的に行い、火害等級を確認します。

◆火災による劣化の評価

 被害(火害)等級:Ⅰ級、Ⅱ級、Ⅲ級、Ⅳ級、Ⅴ級で分類します。

◆補修・補強などの要否の判定

 基本的には火害等級ⅠおよびⅡと評価されたものは、コンクリートの補修を必要としません。

 被害等級ごとの判定内容は次のようになります。

Ⅰ級:補修必要なし

Ⅱ級: コンクリート表面洗浄

Ⅲ級:表面から主筋部分までのコンクリート打ち直し

Ⅳ級:補強必要

Ⅴ級:部材取替など

2016年5月掲載

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