素敵なシティライフのためのマンション生活情報

管理会社変更の際のお話をお聞かせください。

管理会社を変更したのは平成23年6月です。それまで20余年にわたり、大手の管理会社にお世話になっていました。

事の起こりは、5、6年前から管理委託会社の子会社化・分社化が進み、それに伴ってサービス面の低下や管理会社として、ミスが目立つようになったことです。マンション住民も管理会社の怠慢について感じるようになり、管理組合に多くの苦情が寄せられるようになりました。さらに、管理ミスによるエレベーターの停止事故が発生しました。エレベーター業者から不具合について指摘されていたにもかかわらず、前管理会社は管理組合に1年以上報告せずに放置していたのです。安全上の問題だけに、私たち管理組合としては許すことができませんでした。

理事会としては、信頼性・サービス・委託料を含めて総合的に評価できる管理会社の情報を収集し、検討を進めてきました。1年ほど検討した結果、住民の意向と理事会の希望にマッチした、合人社計画研究所を選択し、その後、臨時総会にて全会一致で管理会社の変更を決定しました。

管理会社変更後の住民の声は、一様に「変更して良かったね」であり、安全・管理・サービス面はもちろん、住民の方の信頼と安心を取り戻すことができました。このことが管理組合を支える大きな力であり、私たちの励みでもあります。管理会社の変更を提案し、実行した担当者の一人として、適切な判断であったことを改めて確信しました。

理事長になられた際のお話をお聞かせください。

前理事長が急きょ引っ越すことになり、副理事長だった私が自動的に繰り上げ選出され、理事長となりました。その当時、仕事をリタイアし、時間に余裕がありましたので、少しでも管理組合の役に立てればいいかと思って引き受けました。しかし、管理会社の変更は私が理事長になってからであり、検討・準備期間を含めるとけっこう大変でした。特に区分所有者の大半が外部所有者だったため、皆さまに理解を求め、同意を得るまで、苦労しました。

マンション購入についてのお話をお聞かせください。

当時、私は茨城県北に住んでいたので、マンションが位置する取手地域のことは全く知りませんでした。マンションの購入条件は、駅から歩ける範囲と決めていたので、徒歩10分程度を目安に探しました。そして、利根川の河川敷に面し、自然環境に恵まれたこのマンションを選びました。

マンションの共用部分などで気に入っているところがありましたら、お聞かせください。

集会室です。毎月の理事会や各種会議で利用しています。今後、備品の充実を図りますので、住民の皆さまには趣味の集いや同好会などを計画して、有効に活用いただきたいと思います。

管理組合で取り組んでいることはありますか。

管理組合で取り組んだ事例としては、大きく2点挙げられます。1点目は第2回大規模修繕工事を実施したことです。東日本大震災の影響で外壁の損傷が多かったこともあり、その補修を行いました。その他に⑴アルミサッシの全面取り替え（ペアガラス化）、⑵照明器具のLED化（廊下照明、外灯、駐輪場照明など）、⑶非常階段に安全手すり取り付け（高齢化対策、エレベーター停止等非常時に備えて）、⑷駐輪場の改修（屋根付き、車止め設置）、⑸バルコニーの防水シート貼付を実施しました。住民の皆さまからは、「きれいになった」「使いやすくなった」と感謝の声がたくさん届いています。

2点目は、マンションの201号室を集会室として購入したことです。当マンションには集会室がなく、理事会や通常総会などは、市の福祉会館を利用していました。管理組合としては、集会室の設置は長年の夢でしたし、管理会社を変更したことによる委託料の削減金額で費用をまかなえるめどが立ったので、購入を決めました。

マンション周辺の環境紹介をお願いします。

当マンションは、JR取手駅から徒歩7、8分のところにあります。周辺には八坂神社、取手市民会館・福祉会館などがあり、マンションの約50メートル周辺に公共施設が集中しています。また、マンションから100メートル程度歩くと、利根川河川敷取手緑地運動公園があり、水と緑に囲まれた素晴らしい自然環境です。