京口団地(兵庫県姫路市)
- 建築概要
- 昭和45年3月〜50年5月竣工
鉄筋コンクリート造
地上4階建
[総戸数]340戸
兵庫県姫路市
[事業主]兵庫県住宅供給公社- 昭和45年3月〜50年5月竣工
管理会社変更の際のお話をお聞かせください。
京口団地は、14棟からなる集合団地で、昭和45年に1、2 号棟の入居が始まりました。その後、順次各棟が建築され、昭和50年に最後の14号棟の完成に至ります。各棟が建築される都度、管理組合が結成され、7管理組合および総合管理組合が昭和49年に結成されました。そして、その運営は自主管理が三十数年も続いていました。
昭和51年には「京口団地自治会」が結成され、コミュニティー活動は自治会活動として実施されてきました。その活動ぶりは、優秀団体として8回、市長・知事表彰を受けるほど活発なものでした。
平成19年、今後のさらなる発展を目指し、新生「京口団地総合管理組合」(以下、総合管理組合)を発足させることになりました。総合管理組合では、下記の3つを条件に、「合人社計画研究所」に委託管理が始まりました。(1)各管理組合の運営を規約通りに運用する。(2)占有者増加による、1年ごとの持ち回り役員運営の困難を解消する。(3)共有部分の清掃管理を十分にする。
理事長になられた際のお話をお聞かせください。
自主管理時代の「京口団地再開発研究会」の立ち上げ時の責任者、「京口団地活性化委員会」の会長を経て、平成19年8月、新生「京口団地総合管理組合」の理事長に就任しました。総合管理組合では、 7管理組合の統一規約を制定し、中央公園と給水事業の管理および7管理組合の統合的役割を担っています。
お部屋の中で気に入っているところ、工夫されたところはありますか。
平成2年に500万円で全室をリフォームしました。既存の状態から、システムキッチンや暖房付自動給湯浴室に変更しました。
マンションの共用部分で気に入っているところはありますか。
植栽が多く、緑にあふれているところが気に入っています。各戸には、4㎡ほどの専用花壇が割り当てられています。また、駐車場も各戸に1台、駐輪スペースも十分に確保されている点にも満足しています。
管理組合で取り組んでいることはありますか。
総合管理組合発足時から、“建物の老朽化に対する対策と住民の高齢化に対応する管理組合運営〟に力を入れてきました。平成20年度には、(株)都市問題経営研究所に団地再生のコーディネーターを依頼。今年7月には、国交省マンション等安心居住推進事業に応募し、採択に至りました。21年度に500万円の補助金交付が決定したので、団地再生事業推進に大きな力になると期待しています。
そのほか、去年から自治会と協賛で秋のバーベキュー大会を実施したり、ペット飼育規則の制定や講習会の開催、簡易耐震診断や全戸火災報知器の取り付けなど、多岐にわたる案件に取り組む活発な組合活動が行われています。
また、管理組合のウェブサイトを作成し、組合活動の様子や団地ニュースなどさまざまな情報を発信しています。ぜひ一度ご覧ください。
http://2nd.geocities.jp/jhytq164
マンション周辺の環境紹介をお願いします。
当団地は、JR姫路駅の北東に位置する京口駅から徒歩5分の距離にあります。姫路の旧市街地に当たるため、病院やスーパー、小学校などが近くにあり、大変利便性の良い環境です。世界遺産・姫路城も近く、団地住民のウオーキングコースになっています。
プロフィール
2009年11月掲載
- 青木 尚さん 77 才
(あおき ひさし) 妻と二人暮らし。 警察官として約40年勤務し、平成19年には瑞宝双光章(ずいほうそうこうしょう)を授章。 趣味は、占い(九星気学、四柱推命学)、写仏、カラオケ、写真、パソコン。
(無断転載禁ず)