ロイヤルリゾートヴァンベール鳴門(徳島県鳴門市)
- 建築概要
- 平成3年9月竣工
鉄骨鉄筋コンクリート造
地上12階建
[総戸数]129戸
徳島県鳴門市
[事業主]大和ハウス工業- 平成3年9月竣工
管理会社変更の際のお話をお聞かせください。
築10年を過ぎたころから、大規模修繕についての話題が出始め、資金的に問題があることが判明しました。当マンションは、リゾートマンションということもあり、ほとんどの区分所有者の方がマンション外に居住しているため、その当時は、管理運営の内容が周知されていない状態でした。
そのような経緯から、区分所有者が積極的に管理組合運営に関わっていくようになり、管理会社を見直すことになりました。比較検討した結果、竣工当時から管理を委託していたデベロッパー系の管理会社から、合人社計画研究所へ変更することになり、平成15年11月から管理を委託しています。
理事長になられた際のお話をお聞かせください。
理事会役員の皆さまからの推薦がありましたので、理事長になりました。
現在の役員は監事を含め11名ですが、2カ月に1回の理事会には、ほぼ全員が出席しています。理事会は、議案についての賛成意見も反対意見も出しやすい雰囲気が定着しています。
また、役員の選出は、マンション居住者、外部所有者、県内外の方それぞれの立場の意見を反映できるように、バランスをとるようにしています。
マンションの共用部分などで気に入っているところがありましたら、お聞かせください。
当マンションは、専有部分も全室オーシャンビューですが、広々としたカフェテリアにあるマッサージチェアに座って、静かに海を眺めると、リゾート気分に浸ることができます。
また、山側にあるテニスコートでは壁打ちもできます。周りには、園芸が趣味の管理員さんが四季折々の花を咲かせてくれていますので、季節を感じることができます。
管理組合で取り組んでいることはありますか。
管理会社変更当初より、(1)マンションの資産価値を向上させる、(2)会計の健全化と資金の留保、(3)リゾートマンションとしての利用者の増加、(4)ガラス張りの管理組合運営の4つに取り組んできました。
懸案事項であった大規模修繕工事も、数社からの見積もり取得や業者ヒアリングの結果、合人社エンジニアリングの施工で実施し、平成21年に無事終えることができました。
前期からは、インターホンの全面改修工事が完了し、設備の改修や、トレーニングルームの内容充実に取り組んでいます。現在は、会計の立て直しもでき、次回の大規模修繕工事の資金準備を着々と進めています。
大規模修繕工事できれいになったころから、激減していたゲストルームの利用者数も徐々に回復してきており、春・夏は予約が取れないこともあります。夏のプールもにぎわいを取り戻しました。
また、昨年には竣工当時のままで現状に即していなかった管理規約を全面改定しました。全役員が理事会の度に宿題を出されながら検討を重ね、リゾートマンションに必要な項目を残しながらも、最新の標準管理規約を取り入れ、完成させることができました。
魅力的なリゾートマンションであり続けるよう今後も管理組合、管理会社の二人三脚で知恵を出し合っていきたいと思っています。
マンション周辺の環境紹介をお願いします。
当マンションの周辺には、徳島県と兵庫県淡路島を結ぶ大鳴門橋やうずしお観光ができる観潮船、大塚国際美術館などがあり、徳島県の人気観光スポットとなっています。また、マンションの前が海なので、砂浜の散歩を心行くまで楽しむことができます。
プロフィール
2013年6月掲載
- 山川 康壽さん 64歳
(やまかわ やすとし) 第22期理事長を務める。
仕事の関係で、なかなか予定を立てにくいことがあるが、時間が取れれば旅行に出掛けている(写真は役員メンバーと。後列左から2番目が理事長)。
(無断転載禁ず)