素敵なシティライフのためのマンション生活情報

冬は窓を閉め切ったまま過ごす時間が長く、どうしても空気がこもりがちです。特にマンションは気密性が高く、湿度の偏りや生活臭が気になることがあるでしょう。室内の空気環境を快適に保つための工夫を紹介します。

調湿機能を活用する

調湿機能付きの内装材は効果的です。壁紙や内装タイルに、漆喰などの湿度を吸収・放出する素材が入っています。冬場は乾燥を和らげ、結露の発生を抑える効果が期待できます。夏場は余分な湿気を吸収してくれるため、室内がジメジメしにくくなります。

室内の壁の全てでなくとも、壁の一面や収納部分に採用するだけでも、1年を通して快適な空気環境づくりに役立ちます。

空気の通り道をつくる

空気の流れを良くするために、間仕切り壁を撤去する、建具をルーバータイプに変更するなどの方法があります。

収納部分も忘れずに

収納部分も定期的に扉を開くなど空気の入れ替えを行いましょう。除湿剤と併用すれば、さらに効果が高まります。収納部分に湿った空気が入らないように、室内の窓も開けて換気し、新鮮な空気を循環させましょう。

サーキュレーターなどを使用するのも効率的です。コードレスのクローゼット用の換気ファンはハンガーパイプに手軽に取り付けることができ、価格も手頃でおすすめです。

24時間換気の導入

2003年より24時間換気システムの設置が義務付けられましたが、それ以前に建てられたマンションでは設置されていないことが多いです。後から設置できるものもあり導入を検討してみるのも良いでしょう。

空気環境の改善は、健康はもちろん、目に見えない快適性を高めるチャンスです。この機会に検討してみてはいかがでしょうか。専有部分のリフォームは管理組合への申請が必要なものもあり、事前に確認が必要です。

【調湿機能のイメージ図】