マンションは気密性が高いため、湿気がこもりやすいという特性があります。特に梅雨時は湿度が高くなり、不快感を覚えるだけでなく、カビの繁殖も促進され、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
◆湿気が多い浴室対策
室内で湿気が特にたまりやすいのが浴室です。湿気を除去し、乾燥させることが大切です。そのためには浴室乾燥機の設置が効果的です。浴室内の湿気を素早く取り除き、カビの発生を予防します。浴室内で洗濯物を乾かすことができるため、室内に洗濯物を干さずに済み、室内の湿度上昇を抑えるのにも役立ちます。
また表面に防カビ加工が施された床材や壁材などが開発されており、それらに変更することも有効です。
◆空気の循環の促進
室内もまめに換気をしましょう。窓やドアを開けて空気の通り道をつくりましょう。
開き戸を引き戸に変更するのもおすすめです。引き戸は隙間を調整しやすく、空気の循環を促進することができます。
湿気がこもりやすいクローゼットは、あえて扉を設けないオープンクローゼットへのリフォームもおすすめです。
◆調湿機能の活用
調湿機能を備えた建材を利用する方法もあります。調湿機能とは、湿度が高いときに湿気を吸収し、乾燥しているときに水分を放出する機能です。調湿機能のある床材や壁紙を使用することで、室内の湿度を調整する効果が期待ができます。
専有部分のリフォームは、管理組合の承認が必要な場合があります。事前に必ず管理会社へ確認しましょう。
浴室乾燥機
2025年6月掲載
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