アレル物質は花粉やハウスダスト、ダニのフン・死がいなどのことで、吸い込むことでさまざまなアレルギー症状を引き起こすことがあります。子どもへの影響も大きいため、対策に力を入れている家庭も多いのではないでしょうか。
アレル物質の働きを低減させる「抗アレル物質加工剤」が開発され、さまざまなものに活用されています。今回は、抗アレル物質加工剤を配合した塗装剤を使った床材について紹介します。
アレル物質は、部屋の空気中に浮遊し、人の動きの少ない夜間に床に落ちてきます。床材の塗膜に含まれた抗アレル物質加工剤がアレル物質を変化させ、働きを低減させます。種類によって異なりますが、6時間程度でアレル物質の働きを約9割抑制するといわれています。
特に小さな子どもがいる家庭にお勧めの床材です。子どもの生活空間は床上30cmともいわれ、背が低く、床で寝転んで遊ぶことが多いため、床をより衛生的に保つことで安心して暮らせます。
頻繁な交換や修理をする必要がなく、メンテナンスコストを抑えられます。表面に汚れが付着している状態では効果が薄れるため、定期的な手入れが必要です。
性能はメーカーや種類によって異なるため、しっかりと事前に確認することをお勧めします。
管理規約や使用細則に床材の遮音性能の基準が定められているため、フローリングの張り替えを行いたい場合は、床材が基準を満たしているかを確認する必要があります。また専有部分の工事は事前に管理組合の承認が必要です。管理会社に問い合わせてみるのがよいでしょう。
床材に触れ、時間とともにアレル物質の働きを抑制
アレル物質を抑制し、快適な空間に
2024年5月掲載
Wendyは分譲マンションを対象としたフリーペーパー(無料紙)です。
定期発送をお申込みいただくと、1年間、ご自宅のポストに毎月無料でお届けします。
月刊ウェンディに関すること、マンション管理に関するお問い合わせはこちらから