内装用タイルは、主に水回りの内装材として使われてきました。最近ではさまざまな機能を持つタイルが登場し、水回り以外の場所でも広く使われるようになりました。機能としては調湿、吸着、抗菌や抗アレルゲンなどがあります。
調湿機能は湿度の高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は湿気を放出します。室内を快適な湿度に保つことができます。
吸着機能は、トイレや生ゴミの臭いの原因となる成分やシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着し、低減する効果が期待できます。
抗菌機能は、タイル表面に配合された銀イオンが細菌の増殖を抑えます。細菌の増殖を抑えることで臭いの発生を抑制することができ、臭いが気になりやすい洗面所やトイレなどで採用されています。
抗アレルゲン機能は、タイル表面に配合された抗アレルゲン剤が、アレルギー反応を引き起こす物質の働きを抑制します。衣服の着脱をする玄関や脱衣所などにおすすめです。
水回り以外にも使われるようになった理由に、タイルの色や形状、質感が多様になり、インテリアのアクセントとしても使われるようになったこともあります。光沢の有無、ツルツル、ザラザラといった質感、四角形や長方形、丸形などの形状、木目調、レンガ調など柄もさまざまです。
タイルの種類や張る位置などで室内の印象が変わってきます。自由に組み合わせて好みの内装に仕上げましょう。まずはショールームなどで実物を確認してください。見て、触れて、サイズや質感を確かめてみることが大切です。複数枚張った時の雰囲気も知ることができます。
専有部分のリフォームは、管理組合への届出等が必要となる場合もあります。事前に管理会社に確認しましょう。
リビングの壁面にタイルをあしらい、ホテルライクに
2024年3月掲載
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