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キッチンを長く使うとシンクの傷や汚れが目立つようになります。キッチンによっては、シンクのみの交換が可能です。キッチン全体をリフォームするより費用も安く、工期も短くなります。ただしシンクのみの交換ができるのは「システムキッチン」で、シンクの取り付け方法が「オーバーシンク」になっているものです。

「システムキッチン」は、流し台、コンロ台、調理台などの設備が、一つの天板でつながっています。一方、「セクショナルキッチン」は、流し台、コンロ台、調理台などが独立して配置されています。セクショナルキッチンの流し台はシンクと天板が一体となっているため、シンクのみを交換することができません。流し台を交換するか、シンクが付いている天板ごと交換する必要があります。

「オーバーシンク」とは、シンクの取り付け方の一つで、天板の上からシンクを取り付ける方法です。反対に、天板の下にシンクを取り付けるのは「アンダーシンク」といいます。システムキッチンでオーバーシンクの場合、上から引き抜き、新しいシンクをはめ込むことが可能です。アンダーシンクは下からシンクをはめ込んでいるため、シンクのみの交換はできないことがほとんどです。

また交換するシンクのサイズは、現在使用しているものと同じでなければなりません。オーダーメイドで作ったシンクは、市販のシンクではサイズが合わない可能性があり、再度オーダーメイドで作る必要があります。

シンクはステンレスを使用したものが多いですが、人工大理石や人造大理石、ホーローなど他の素材を検討してみるのもよいでしょう。色合いや質感だけでなく、手入れのしやすさなどの機能性を比較しましょう。ショールームで実際に見て、触って確認してみることも大切です。キッチンの雰囲気や好み、使い方に合ったシンクを選び、使いやすいお気に入りのキッチンを手に入れてください。