素敵なシティライフのためのマンション生活情報

長く安心して暮らすために、マンションの専有部分のバリアフリー化を検討されている方もいらっしゃると思います。代表的なリフォームを紹介します。

手すりの設置
　歩行、立ち座りの補助として、玄関、廊下、トイレ、浴室などに手すりを取り付けます。身長に合わせた位置に取り付けるなど、利用者の使い勝手を確認し設置しましょう。

段差の解消
　床の段差を解消することで、転倒の防止や歩行器を使っている人の利便性を高めることなどができます。低い方の床のかさを上げることで段差を解消することができます。ただし、その分、天井高も低くなります。またスロープなどを置く方法もあります。

間取り・広さの見直し
　介助が必要になると、浴室やトイレは2人分のスペースが必要になります。また車いすを使用するには、廊下の幅を広げ、転回スペースを確保する必要があります。
　また動線の見直しも有効です。居室からトイレまでの距離を短くすれば移動の負担は減ります。その他にも介助を受ける人、する人双方の居室を近づけるなど利便性を高めることができます。

なお、リフォームをする際には管理組合に事前に届け出が必要です。まずは管理会社へ相談してください。

またバリアフリー関連の工事については補助金制度を設けている自治体もあります。

玄関に手すりを設置し、靴の着脱時の転倒を予防

床のかさを上げて段差を解消