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LEDは発光ダイオード（Light Emitting Diode）の略で、電気エネルギーを用いて発光する半導体です。これを照明に利用したのがLED照明です。ろうそく、白熱電球、蛍光灯に続く、「第4世代の明かり」といわれています。

LED照明は消費電力が少なく、電気代の大幅な削減ができます。蛍光灯からLED照明に変えると消費電力は約50％削減、白熱電球からLED照明に変えると消費電力は約80％削減できます。

またLED照明は長寿命です。白熱電球の寿命が約1000時間、蛍光灯が約6000時間であるのに対し、LED照明は約4万時間です。電球を交換する回数を大幅に削減できます。

LED照明から出る光には紫外線や赤外線がほとんど含まれておらず、赤外線で照らされた部分が熱くなることや、紫外線で部屋に置いてあるものが退色することもありません。また紫外線に集まる虫も寄りにくくなります。

白熱電球や蛍光灯は表面がガラスでできているものが多いですが、LED電球はシリコンでコーティングをしているため割れにくく安心です。蛍光灯のように水銀を使っていないため、環境にやさしいこともメリットです。

LED照明のデメリットには価格が高く、初期費用がかかることなどがあります。

また天井に直接設置するLEDシーリングライトなどは、LEDと照明器具が一体となっているものが多く、光源のみの交換はできません。LEDが寿命を迎えた場合は、照明器具ごと交換しなければなりません。

LED照明の明るさは、全ての方向に放射される光の量の値であるルーメン（ℓm）で表されます。白熱電球などで使われるワット（W）は明るさではなく、消費電力を表す単位です。ワット数が高いほど明るいため、明るさを選ぶ基準となっていました。しかしメーカーによって明るさの基準が異なっていたため、それを統一するためにLED照明の明るさの指標としてルーメンが使われるようになりました。

LED照明には、昼白色や電球色など光の色を変えることができる調色機能や、光の明るさを段階的に調節できる調光機能が付いているものもあります。その他に、音楽を楽しむことができるスピーカー機能、声で操作ができるスマートスピーカー機能、人感センサー機能、除菌機能などもあります。部屋の用途などに合わせて、気に入ったものを選ぶことができます。

LEDシーリングライト